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スポーツリレーコラム

2017年06月28日

「リレーコラム」新たな可能性秘め開幕 五輪種目の3人制バスケットボール  

東京都立川市の大型商業施設で行われた、バスケットボール3人制の試合=6月17日 新たなスポーツの可能性を感じる、そんな今季の幕開けだった。
 週末の土曜日、6月17日。その8日前に2020年東京五輪での実施種目に決まったばかりの3人制バスケットボールのプロリーグが開幕した。

 4季目を迎えた「3x3 PREMIER.EXE」である。会場となったのは、東京都立川市の大型商業施設。屋外のイベントスペースにコートを設営し、Bリーグ初代王者の栃木傘下のチームや、地元・立川のチームなど6チームが熱戦を繰り広げ、2万1345人が観戦した。

 晴天に恵まれた中、DJがリズミカルな音楽で会場の雰囲気をつくり、司会者が巧妙なマイクパフォーマンスで観客を盛り上げる。
 試合間にはチアリーダーがダンスを披露したり、歌手が歌ったり、観客が参加するシュートのイベントがあったりと盛りだくさん。コートのすぐそばで観戦でき、全試合終了後にはコート内に入って選手と触れ合うこともできる。

 

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 柄谷 雅紀(からや・まさき)1985年生まれ。大阪府箕面市出身。全国紙の新潟、横浜、東京社会部で事件や事故、裁判を5年半取材した後、2013年に共同通信社に入社。翌年から大阪運動部でプロ野球のオリックス担当を経て、JリーグのG大阪などを担当した。16年から東京運動部でバレーボールやスキーを取材。筑波大時代は男子バレーボール部でプレーした。


2016年07月13日

石川、開拓者となれるか 男子バレー、海外で経験を  

イタリア1部リーグのラティーナでプレーすることを発表したバレーボール男子日本代表の石川祐希=8日午後、東京都八王子市 リオデジャネイロ五輪出場を逃した男子バレーボール界に、明るいニュースがある。日本代表のエースで中大3年の石川祐希が、イタリア1部リーグのラティーナで12月中旬から約3カ月半、プレーすることになった。大学1年時に続いて2度目の「渡欧」である。約3カ月半の短期間とはいえ、世界最高峰のイタリア1部リーグでのプレーは、選手として大きく飛躍するきっかけになるだろう。

 男子バレーボールは1964年の東京五輪で銅メダル、1968年のメキシコ五輪で銀メダル、そして1972年のミュンヘン五輪では金メダルを獲得し、五輪で2度優勝した女子と合わせて「日本のお家芸」とも言われた。しかし、ここ20年ほどは低迷している。1996年のアトランタ五輪出場を逃してから、日本が出場できたのは2008年の北京五輪だけ。その北京では一つも勝ち星を挙げられずに大会を去った。

 なぜ、ここまで世界に水をあけられてしまったのだろうか。日本男子が「ガラパゴス化」しているからである。日本代表のほとんどがプレーするプレミアリーグでの外国人枠は各チーム1人。身長2メートル近い外国人選手のブロックやスパイク、サーブを体感できる機会は必然的に限定されてしまう。女子は男子選手を練習パートナーに「仮想外国人」の経験を積めるが、男子はそうはいかない。「毎年、代表は外国人の高さやスピードに慣れるところから始まる」と漏らす代表選手がいるほど国内リーグと国際試合では大きなギャップがある。ロンドン五輪予選も戦ったベテランの米山裕太は、リオ五輪予選敗退後にこう言った。「国内にこもって日本代表の(選手同士で)AB戦だけやっていても、どれだけ質の高い練習をしても、(外国人の)高さやサーブの威力は全く違ったもの。日本人同士でやっても絶対に経験できないことへの経験のなさ。ロンドンの時と同じ根本的な問題を改善しきれていない」

 

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 柄谷 雅紀(からや・まさき)1985年生まれ。大阪府箕面市出身。全国紙の新潟、横浜、東京社会部で事件や事故、裁判を5年半取材した後、2013年に共同通信社に入社。翌年から大阪運動部でプロ野球オリックスの担当を経て、JリーグのG大阪などを担当した。16年から東京運動部でバレーボールや陸上を取材。筑波大時代は男子バレーボール部でプレーした。


2015年07月22日

「2番手」から飛躍の舞台 光州ユニバ、好機生かした選手たち  

ユニバーシアード夏季大会の閉会式で記念撮影する日本選手たち=光州(2015年7月14日、共同) 「ユニバーシアード競技大会」。そう聞いてピンと来る人はあまり多くないだろう。出場資格が大学や大学院在籍中か、前年まで在籍した17歳から28歳まで、と規定されている学生世代の国際総合大会だ。「学生スポーツの祭典」「学生のオリンピック」と呼ばれることもある。日本でも東京、神戸、札幌、福岡と夏冬合わせて過去4度開催された。ことしは第28回夏季大会が、7月3~14日に韓国・光州で開催され、取材した。

 各競技では夏から秋にかけて行われる世界選手権などの主要国際大会が重視されている。今回、日本は全18競技にエントリーし、約350選手が出場したが、7月24日から始まる水泳の世界選手権や、10月下旬開幕の体操の世界選手権代表の選手らは参加しなかった。だからそれらの競技に出場しているのはいわば「2番手」の選手たち。だが、そんな彼らが参加することで、さらにステップアップしていく。そんなことを予感させる大会だった。

 競泳チームはコーチ、選手らの雰囲気が良く、メダルを獲得したり自己記録を更新した選手を、コーチや選手全員で祝福した。男子200メートル平泳ぎで銀メダル、400メートルメドレーリレーで銅メダルを獲得した小日向一輝(明大)も好結果を出した一人だ。小日向は「チームの力を借りて、自分の力の120%を出せる大会。ここで実力アップできればと思っていた」と目的を語った。その言葉通り、200メートル平泳ぎでは、自己記録を更新して表彰台に上がった。「来年を目指すためにいろいろな経験ができた」とリオデジャネイロ五輪を見据えた戦いに手応えを感じていた。

 

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 柄谷 雅紀(からや・まさき)1985年生まれ。大阪府出身。全国紙の新潟、横浜、東京社会部で事件や事故、裁判を5年半取材。2013年に共同 通信に入社。翌年から大阪運動部でプロ野球のオリックス番を経て、バレーボールやバスケットボール、陸上、Jリーグの広島などを担当。


2015年02月04日

すべての子供の憧れのチームに 再建目指すバスケのNBL和歌山  

経営破綻後、初めての試合で円陣を組むNBL和歌山の選手たち(2015年1月21日、共同) これが本当にトップリーグのチームなのか。思わず、そうつぶやいてしまった。2季目を迎えたバスケットボール男子のナショナルリーグ(NBL)で活動する和歌山トライアンズを、1月に取材したときのことだ。

 昨年末から経営不安が報じられていた和歌山は、リーグ戦が中断期間中だった1月7日、運営会社の経営難から活動停止が発表された。その後、紆余曲折を経て、和歌山県バスケットボール協会を中心に新運営会社が設立されることとなり、14日に存続が決定。だが、そこからも苦難の連続だった。

 ホームの会場で、クラブの事務所も入っていた「ノーリツアリーナ和歌山」は、旧運営会社が賃貸借契約を結んでいたため使えない。練習場所は選手やコーチが公立の体育館を予約して確保、使用代金は立て替えた。ただ、旧運営会社がメーカーから提供を受けていたテーピング用具やスポーツ飲料は使えず、練習では飲み物を持参。市の体育館で、わずか5人で練習する選手たちを見て、「学校の部活動のようだ」と思った。

 

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 柄谷 雅紀(からや・まさき)1985年生まれ。大阪府箕面市出身。全国紙の新潟、横浜、東京社会部で事件や事故、裁判を5年半取材。2013年に共同通信に入社し、大阪運動部で14年はプロ野球のオリックスを担当した。15年からバレーボールやバスケットボール、陸上、Jリーグの広島などを担当。