47NEWS >  スポーツ >  スポーツリレーコラム >  大坪 雅博

ライター名

スポーツリレーコラム

2016年05月11日

バレー男子、人気急上昇 2大会ぶりの五輪出場なるか  

紅白戦でプレーするバレー男子の柳田(左)と石川=沖縄市体育館(共同、2016年4月17日) 近年、バレーボールといえば女子にスポットライトが当たり、男子は陰に隠れがちだった。国際大会でも空席が目立ち、雑誌の表紙も女子ばかり…。そんなバレー界の「定説」が、昨年から崩れ始めている。5月28日から始まるリオデジャネイロ五輪出場権を懸けた世界最終予選兼アジア予選ではチケットの売れ行きで男子が女子を上回り、書店では男子選手を取り上げた雑誌が目につく。2008年北京五輪以来、2大会ぶりの五輪を目指すバレー男子の人気について探ってみた。

 男子人気の火付け役となったのは2015年4月の会見で南部正司監督が「NEXT4」と名付けた若手選手たちだった。23歳の柳田将洋(サントリー)、20歳の石川祐希(中大)、22歳の山内晶大(パナソニック)、21歳の高橋健太郎(筑波大)の4人のうち、昨年9月のワールドカップ(W杯)では柳田と石川が主力として活躍し、6位と躍進した原動力に。中でも石川は大学生ながら各国のエースに引けを取らずスパイク決定率で55・82パーセントの4位と堂々たる数字を残し、大会の「ドリーム・チーム」の一員に選ばれた。W杯後に国内のリーグ戦が始まると、プレミアリーグや大学のリーグ戦にファンが押し寄せた。

 リオデジャネイロ五輪を控える今季、人気はより熱を増している。3月に入り日本代表のシーズンが始まると、鹿児島や沖縄での強化合宿にファンが詰めかけた。4月17日に沖縄市体育館で行われた紅白戦では、有料にもかかわらず約2500人の大入りという盛況。終了後、体育館の出口には100人を超えるファンが列をつくりサインを求めた。

 

続きはこちら



 大坪 雅博(おおつぼ・まさひろ)1983年生まれ。東京都出身。2009年共同通信入社、名古屋運動部で10年のJ1名古屋初優勝を取材し、11年からはプロ野球の中日、フィギュアスケートなどを担当。14年5月から本社運動部で、バレーボールやアマ野球を担当。


2015年09月16日

五輪出場決定は持ち越し セッターとリベロに苦しむ日本女子バレー  

米国に敗れてワールドカップ大会での五輪出場権獲得が消滅し、肩を落とす日本の選手たち(2015年9月5日、共同) 2位までが来年のリオデジャネイロ五輪出場権を獲得するバレーボールのワールドカップ(W杯)女子大会が9月6日まで行われ、日本は5位となり、五輪出場決定は来年の世界最終予選兼アジア予選へ持ち越しとなった。2012年ロンドン五輪で28年ぶりとなる銅メダルを獲得した日本女子は、7位に終わった昨年の世界選手権、そして今回のW杯と相次いで表彰台を逃している。現在の世界の勢力図はここ3年で変化が見られる。

 W杯にはブラジル、イタリアの強豪2カ国が参加しなかった。ブラジルは開催国として五輪出場権を持っており、イタリアは欧州の出場枠をロシア、セルビアから奪えなかったためだ。悔しい話だが、ロンドン五輪後の国際大会で日本は7位前後が定位置となっている。日本より上位にくる顔触れを見ると、昨年の世界選手権を制した米国、W杯優勝の中国、ブラジルの3強が君臨。ともに複数の強力アタッカーを擁するロシア、セルビアが肉薄し、さらにイタリアが続く。

 ロンドン五輪後は各国とも世代交代の波が訪れた。中国のW杯優勝メンバー14人の中で五輪経験者は3人。米国も4人。日本のライバルは次々に有望な大型若手が出てきている。中国は13年に世界ジュニア選手権で最優秀選手に選ばれた195センチの朱☆(女ヘンに亭)が20歳にしてエースと呼ぶにふさわしい活躍を見せている。米国も今年代表デビューを果たした193センチ、22歳のロウがW杯の前哨戦、ワールドグランプリで最優秀選手に輝き、攻撃で不可欠の存在となった。

 

続きはこちら



 大坪 雅博(おおつぼ・まさひろ)1983年生まれ。東京都出身。2009年共同通信入社、名古屋運動部で10年のJ1名古屋初優勝を取材し、11年からはプロ野球の中日、フィギュアスケートなどを担当。14年5月から本社運動部で、バレーボールやアマ野球を担当。


2014年11月19日

「代表選手にオフはない」 リオ五輪で金を目指すバレー女子の過酷な戦い  

ワールドグランプリのトルコ戦第3セット、得点を挙げて喜ぶ木村(3)ら日本チーム(2014年8月21日、共同) 新たな競技を担当すれば、取材する記者にとっても新鮮な発見がある。ことしからバレーボール女子を担当し、野球やサッカーといったこれまで取材した競技との違いに驚かされた。特に興味深かったのは、日の丸を背負う日本代表選手のシーズンの長さだ。

 ファンの方は「いまさら」と思われるかもしれないが、バレーボール選手のシーズンを2013~14年を例に挙げて説明したい。幕開けは11月のプレミアリーグ開幕。そこから翌年4月まで優勝を目指す戦いが続く。アジア・クラブ選手権や世界クラブ選手権に出場するチームもあるが、5月の全日本男女選抜大会で所属チームの活動は一区切りする。

 疲れを癒したいところだが、代表に選ばれた選手にとっては、ここからもう一つのヤマ場が始まる。味の素ナショナルトレーニングセンターでの合宿や親善試合をこなし、毎年開催のワールドグランプリを迎え、ことしは9月下旬から世界選手権を戦った。10月初めに終わったと思うとそれもつかの間、約1カ月後の11月15日には今季のプレミアリーグが始まった。まさに息つく間もない過密なスケジュールだ。

 

続きはこちら



 大坪雅博(おおつぼ・まさひろ)1983年生まれ。東京都出身。2009年入社、名古屋運動部で10年のJ1名古屋初優勝を取材し、11年からは中日、フィギュアスケートなどを担当。14年5月から本社運動部。