47NEWS >  スポーツ >  スポーツリレーコラム >  白石 智絵

ライター名

スポーツリレーコラム

2012年03月28日

大型右腕、最後の夏に甲子園で雄姿を! 花巻東の大谷翔平投手  

7回表、大阪桐蔭の田端(左)に2点本塁打を浴び、うつろな表情で打球の行方を追う大谷投手(2012年3月21日、甲子園、共同) 選抜高校野球大会は白熱した攻防が続いているが、開幕早々にいきなり大型右腕対決が実現した。ともに190センチを超える速球投手で、今秋のドラフト会議の上位指名候補に挙げられる花巻東(岩手)の大谷翔平、大阪桐蔭の藤浪晋太郎が初日の第3試合で投げ合った。注目の一戦は9―2で大阪桐蔭が圧勝した。左股関節の故障の影響で昨秋の公式戦を投げていない大谷は球数が増えた中盤から崩れ、調整不足は明らか。昨夏の甲子園で初戦敗退した悔しさを晴らすことはできなかった。

 193センチの右腕は、昨夏の甲子園で故障を押して投げたにもかかわらず、最速150キロをマーク。2009年、春の選抜大会で花巻東を準優勝、夏ベスト4に導いた左腕、菊池雄星(現西武)を「岩手で30年に一人くらいの逸材」だと思っていた佐々木洋監督は、直後にこんな素材が現れたことにびっくりしたという。

 今は「みちのくのダルビッシュ」という呼び名のほうが通りはいいが、最初は新聞の見出しは「雄星2世」だった。その「2世」が「雄星」と違うところは、打撃でもセンスにあふれるところだ。菊池は下位を打ったが、大谷は1年春からすでに中軸を任された。佐々木監督は「体の使い方がうまく、ヘッドに一気に力を伝えられる」と評する。大阪桐蔭戦では藤浪から先制本塁打を放った。

 

続きはこちら



白石智絵(しらいし・ちえ)愛媛県出身。テレビ局勤務を経て1996年共同通信社入社。大阪支社、名古屋支社で主に高校野球、プロ野球を担当し、現在2度目の大阪支社勤務。1児の母。