
参院選が公示された12日午前、各党の党首は一斉に街頭などに立って有権者に支持を訴え、17日間の舌戦の火ぶたを切った。
昨年9月の就任以来、初の大型国政選挙を迎えた安倍晋三首相(自民党総裁)は、東京のJR秋葉原駅前で第一声。「今後も改革を進めることができるかを問う選挙だ。改革か逆行かだ。年金の記録不備問題は行政の長としてまずはおわびするが、わたしの内閣ですべて解決する」と力を込めた。
「負ければ政界引退」との決意を示した民主党の小沢代表は、岡山市内で「『消えた年金』は国への不信を巻き起こした。参院選で国民が(野党に)過半数を与えないなら、今後政権交代はあり得ない。日本に民主主義は定着しない。わたしの政治生命のすべてを懸ける」と語気を強めた。
公明党の太田昭宏代表はJR名古屋駅前で「未来に責任を持つ公明党か、無責任な野党か。年金の財源も出さない民主党にたぶらかされてはいけない」と訴えた。
共産党の志位和夫委員長は東京のJR新宿駅前で「(安倍首相は)消費税率を上げるかどうかうやむやにし、秋には増税しようとしている。絶対に許されない」と批判。社民党の福島瑞穂党首もJR新宿駅前で「平和と民主主義を壊し、憲法を変えようとする最悪の内閣」と強調した。
国民新党の綿貫民輔代表は東京・有楽町で「日本はブレーキのない車。議会制民主主義を取り戻したい」。新党日本の田中康夫代表は東京・築地で「でたらめな国家が国民を欺く政治を変えなければならない」と演説した。