年金、「政治とカネ」の問題を主要争点とした第21回参院選は29日午後8時、投票が締め切られる。即日開票され、深夜にも大勢が判明する。昨年9月に就任した安倍晋三首相にとって初めての全国規模の国政選挙。年金問題などとともに、「戦後レジーム(体制)からの脱却」を掲げ首相が進めてきた教育改革などに審判が下される。
与野党のどちらが非改選を含め参院の過半数(122議席)を制するかが最大の焦点。与党は64議席、野党は59議席必要だが、自民党は年金記録不備、閣僚の相次ぐ失言、事務所費問題のため苦戦。与党が過半数を割り込み、自民党が1998年の参院選で橋本龍太郎首相(当時)が退陣した際の44議席を大きく下回る事態になれば、首相の進退問題に波及する可能性もある。
総務省によると、午後6時現在の投票率は39・98%と、2004年の前回の同時刻と比べ、0・52ポイント下回っている。ただ、これに含まれていない期日前投票の全国の投票者数は、前回に比べ50・58%増の1079万8997人となり、国政選挙で初めて1000万人を上回った。