
南極の昭和基地から初めて参院選の事前投票をファクスでする観測隊員(国立極地研究所提供)
南極の昭和基地で調査活動を続ける観測隊員が28日までに、参院選の事前投票をファクスで終えた。公選法が昨年改正され、南極の基地や観測船「しらせ」などに滞在する隊員も今回から、国政選挙に投票できるようになった。
遠洋航海中の船員に適用される「洋上投票」に準じ、ファクスで投票。第48次観測隊35人のうち18人は昨年11月の出発前、地元で「南極選挙人証」の交付を受け、手続きを済ませた。残る17人は、転勤による住所地変更などで申請できなかったという。
隊員は昭和基地で“一票の権利”を行使するため、インターネットを使ったり、派遣元の国立極地研究所(東京)から選挙公報を取り寄せて候補者や政党の情報を収集。今月23-24日、基地の通信室に1人ずつ入り、投票を受け付ける東京都内の選挙管理委員会にファクスした。