未明まで6時間の救出作業 願い届かず
新潟県中越沖地震で倒壊し、女性が下敷きになった柏崎市東本町の三井田呉服店。警察や消防の救助隊員は、余震が続く中、約6時間にわたり徹夜の救助を続けたが、女性は17日未明、死亡が確認された。
亡くなったのは、同地震で9人目の犠牲者となった同市大和町三、飯野昌子さん(71)。
「家が壊れ女性が倒れている」。通報があったのは、16日午後10時すぎ。市中心部にある呉服店は、一階部分がほぼぺしゃんこになり、2階部分が道路にはみ出すように傾いていた。
午後11時すぎ、約50人の救助隊員が、チェーンソーで呉服店の壁に約1メートル四方の穴を開け、建物の中へ。「ここから切り込め」。周囲に隊員の声が響きわたる。
その後、災害救助犬やクレーン車も投入されたが、作業は難航。飯野さんが救出されたのは、空が白み始めた17日午前4時すぎだった。歩道の上で見つかっており、傾いた建物に押しつぶされたとみられる。
【写真】倒壊した呉服店の下敷きになった飯野昌子さんの救出作業をする警察官や消防隊員ら=17日未明、新潟県柏崎市



