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「洋楽=1」アンドレア・ボチェッリ『奇蹟のコンサート~セントラルパークLIVE』 トニー・ベネットも共演した豪華ライブ!

アンドレア・ボチェッリ『奇蹟のコンサート~セントラルパークLIVE』
アンドレア・ボチェッリ『奇蹟のコンサート~セントラルパークLIVE』

クラシカル・クロスオーバーを代表するボチェッリが昨年9月にNYセントラルパークで行ったフリー・コンサートのライブ盤です。

最近の洋楽シーンでは従来のように一つのジャンルではくくれないアーティストや作品が多く見られます。クラシックをベースにポピュラーソングもレパートリーに取り入れているボチェッリ。コンサート前半はベルディの歌劇『リゴレット』から『女心の歌』、『椿姫』から『乾杯の歌』といったオペラ・ナンバーを中心に披露。後半はトニー・ベネットとのデュエットによる『ニューヨーク・ニューヨーク』を皮切りに、D.フォスターやセリーヌ・ディオンをゲストに迎え華やかなステージを繰り広げています。

『モア』や『ヴォラーレ』といった故郷=イタリアの歌を中心にしたプログラムはニューヨークに多いイタリア系アメリカ人を意識したもの。イタリアのアーティストがニューヨークで成功するというステータスを形にしたコンサートです。

(ユニバーサル・2800円、CD+DVD限定盤は3500円)=北澤孝



「洋楽=2」リトル・ウィリーズ『フォー・ザ・グッド・タイムス』 ノラ・ジョーンズが歌うもう一つのアメリカン・クラシック

リトル・ウィリーズ『フォー・ザ・グッド・タイムス』
リトル・ウィリーズ『フォー・ザ・グッド・タイムス』

ジャズの名門レーベル「ブルーノート」からデビューしたためジャズ・シンガーのイメージが大きいノラですが、カントリーやフォーク、ソウル、ポップスも歌います。せめてジャズをベースにしていればジャズ・クロスオーバーとでも言えますが、それも超えているので単にコンテンポラリー・シンガーと言った方が彼女には相応しいかもしれません。

リトル・ウィリーズは、ノラの恋人であったリー・アレキサンダーらと2003年に結成したカントリー・バンド。06年にアルバムをリリース、ジャズとは違ったアメリカン・クラシックをリラックスした雰囲気で聴かせてくれます。

これはその第2弾。トップをかざるのはなんとスタンリー・ブラザースが1950年代に放ったブルーグラスのヒット曲。ドリー・パートンの『ジョリーン』以外馴染みの曲は少ないもののジョニー・キャッシュやウィリー・ネルソンらの隠れた名曲をハート・ウオーミングなノラの声で楽しめます。

(EMIミュージック・2300円)=北澤孝



「洋楽=3」ポール・マッカートニー『キス・オン・ザ・ボトム』 ついにポール・マッカートニーがジャズを歌った

ポール・マッカートニー『キス・オン・ザ・ボトム』
ポール・マッカートニー『キス・オン・ザ・ボトム』

ロック・ミュージシャンがスタンダード・ナンバーを歌ったアルバムは少なくありません。ビッグ・ヒットになったロッド・スチュワートの一連の『ザ・グレイト・アメリカン・ソング・ブック・シリーズ』が有名ですが、ロッドのアプローチがリビング・ルーム向けのエンターテインメントであったのに対して、この作品はポール個人が一人のミュージシャンとして先人達の名曲に敬意を払った作品。

そのため選曲も『手紙でも書こう』『イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン』『バイ・バイ・ブラックバード』以外は、ポールが幼い頃に影響を受けた曲など、ノラのアルバム同様作家は有名でもあまり馴染みの深い曲はありません。

サウンドもダイアナ・クラールと彼女のバンドを起用し本格的なジャズにしているところにポールのこだわりが感じられます。またスタンダードの他に書き下ろされた2曲にはそれぞれエリック・クラプトン、スティービー・ワンダーが共演しています。

(ユニバーサル・2600円)=北澤孝



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