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キャロル・キング『つづれおり:ライヴ・イン・ハイド・パーク』 あの不朽の名盤をライヴで完全再現

キャロル・キング『つづれおり:ライヴ・イン・ハイド・パーク』
キャロル・キング『つづれおり:ライヴ・イン・ハイド・パーク』

『つづれおり』は71年の2月にリリースされ同6月19日から連続15週間全米ナンバーワンに輝き、その後、連続302週間にわたってチャートにランクされた、まさにロック史上不朽の名盤。ご紹介するのはそのリリース45周年を記念して、ロンドンはハイド・パークで昨年7月3日に行われたコンサートのライヴ盤。オリジナルのアナログ盤どおりA面1曲目から収録順に完全再現したという興味深い作品です。

オリジナルアルバムで参加していたギターのダニー・コーチマーと共に、基本的にはオリジナル通りのアレンジと構成で楽曲が披露されます。A面が終わるとLPを裏返す映像が(付属のDVD)あらわれB面へ、ここでは前夫でパートナーであったジェリー・ゴフィンとの娘ルイーズとのデュエットも楽しめます。アンコールでは、日本でもこの夏上演されたミュージカル『ビューティフル』のロンドン・キャストも参加した「アイ・フィール・ジ・アース・ムーヴ」で6万5千人の聴衆と盛り上がります。

(ソニー・ミュージック・CD+DVD・4200円+税)=北澤孝



デミ・ロヴァート『テル・ミー・ユー・ラヴ・ミー』 アイドルを抜け出した新時代のディーヴァ

デミ・ロヴァート『テル・ミー・ユー・ラヴ・ミー』
デミ・ロヴァート『テル・ミー・ユー・ラヴ・ミー』

ブリトニー・スピアーズをはじめ多くのアイドルを育ててきたディズニーですが、今日のディズニー・アイドルといえばマイリー・サイラス、セレーナ・ゴメスそしてこのデミ・ロヴァートの3人といえるでしょう。

日本での知名度はデミが一歩遅れていた感がありましたが、ライヴでアデルの歌を完璧に歌い上げるずば抜けた歌唱力が評価され、アイドルシンガーを越えた新世代ディーヴァとして注目されるようになりました。ダラス生まれの25歳、10代から子役として活躍、ディズニー・チャンネルのテレビ映画『キャンプ・ロック』でブレイク、作詞曲を手がけるソロ・アーティストとなりました。

これは彼女の2年ぶり6枚目のアルバム、これまでのアイドル・ポップとは一線を画したモダンR&Bといえる作品です。彼女の表現力豊かな歌声がディープな歌詞をパーフェクトに表現しています。デミなんて知らない? いえいえ『アナと雪の女王』のエンディング・ロールで「レット・イット・ゴー」を歌っていた彼女です。

(ユニバーサル・デジタル配信中)=北澤孝



フー・ファイターズ『コンクリート・アンド・ゴールド』 最もラウドで美しいハードロックとは

フー・ファイターズ『コンクリート・アンド・ゴールド』
フー・ファイターズ『コンクリート・アンド・ゴールド』

元ニルヴァーナのドラマー、デイヴ・グロールを中心に95年にデビュー、グラミー賞11冠、アルバム総セールス3000万枚を誇るまさにモンスター・ロック・バンド、フー・ファイターズ3年ぶり9作目の新作です。ノラ・ジョーンズも参加した『イン・ユア・オナー』(05年)以来ハードロックのスタイルを継承しつつも常に新しい音楽表現を求めてきたデイヴの想いが一気に花開いた作品といえます。

4年前ドライブ中に聴いたザ・バード・アンド・ザ・ビーのエレクトリックなジャズ・サウンドに触発されメンバーのグレッグ・カースティンに面会、そのグレッグがあのアデルやシーアのプロデューサーと知りジャンル違いにもかかわらず敢えてプロデュースを依頼したもの。これまでにない壮大なサウンド、美しいメロディー、様々なリズムに富んだ画期的なハードロックが誕生したのです。

ジャスティン・ティンバーレイクがバック・ヴォーカル、ポール・マッカートニーがドラムで参加というサプライズも。

(ソニー・ミュージック・2200円+税)=北澤孝



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