格闘技
スーパースター2人が競演 ゴロフキンとゴンサレス登場

ブルックとの全勝対決を制したボクシングのゴロフキン=2016年9月10日、ロンドン(ロイター=共同)
ブルックとの全勝対決を制したボクシングのゴロフキン=2016年9月10日、ロンドン(ロイター=共同)

3月18日、米ニューヨークにあるボクシングの殿堂マジソン・スクエア・ガーデン(MSG)でファン垂涎の興行が実現する。

ミドル級の世界ボクシング協会(WBA)スーパー王者、世界ボクシング評議会(WBC)国際ボクシング連盟(IBF)王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)がWBA正規王者ダニエル・ジェイコブス(米国)と対戦、さらにWBCスーパーフライ級王者のローマン・ゴンサレス(ニカラグア)がシーサケット・ソールンビサイ(タイ)とグローブを交える。迫力満点の熱戦は必至だ。

ゴロフキンの強さは抜きん出ている。世界戦18連続KO勝ちという快挙を達成、歴史的な鉄腕と表現できるだろう。

デビュー以来、36連勝(33KO)と白星街道を快走している。左右ともに一打必倒の威力があり、KOのチャンスには一気に畳み掛ける。「MSGは私にとって第二の故郷のようなもの。相性もいいし、勝つことしか考えていない」。無敵の剛腕に不安材料は見当たらない。

その王者に挑むジェイコブスはブルックリン出身で地の利はある。「今はワクワクしている。自分がミドル級最強を証明したい」とゴングが待ち遠しそうだ。

戦績は32勝(29KO)1敗。ゴロフキンに匹敵する高い勝率を誇る。番狂わせを狙っているのは間違いない。そして、ゴロフキンが勝てば正規王者が不在となり、王座決定戦の舞台に村田諒太(帝拳)が立つ可能性が浮上してくるだろう。そういう意味でも注目の大一番だ。

現役パウンド・フォー・パウンド(体重同一時)ナンバーワンと評価が高いゴンサレスは、ニカラグア初の4階級制覇を達成した。

落ち着いたスタンスから徐々に前進、左右フック、アッパーなどを自在に打ち分ける。デビュー以来、46連勝(38KO)という途方もない記録が自慢だ。ただ、スーパーフライ級は本人にとってはやや重いクラスという懸念はある。

対するシーサケットは攻撃的なサウスポー。実力は相当に評価されているが、ゴンサレスにとってはかみ合う相手とも言えそうだ。軽量級とは思えないダウンシーンが期待できるかもしれない。

ゴンサレスが勝った場合、世界ボクシング機構(WBO)チャンピオン、井上尚弥(大橋)との“夢の対決”が話題になるはずだ。

井上の所属する大橋秀行会長は「ファンのためにも絶対に実現しなければいけないカード。やるしかない」と力強くコメントした。18日の2試合は必見だ。(津江章二)


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