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復帰戦は6位 戻ってきた皇帝

バーレーンGPでシューハッハー6位(AP=共同)
バーレーンGPでシューハッハー6位(AP=共同)

自動車レースの最高峰、F1シリーズへ4季ぶりに戻ってきた41歳のミヒャエル・シューマッハー(ドイツ)は開幕バーレーン・グランプリ(GP)で6位という結果だった。

7番手スタートでの6位は「一つしか順位を上げられなかった」と受け取る人がいる一方で「ブランクがあったのだからよく頑張った」と言うこともできるだろう。本人は「スタートもうまくいったし楽しかった。これからもっと良くなる自信はある」とのコメントを残した。

1度、競技の第一線を退いた選手が数年間のブランクを経て戦いの場に戻ってくることはよくあるケースだ。思い浮かぶのは、女子テニスのクルム伊達公子、米プロバスケットボール、NBAのマイケル・ジョーダンあたりか。

F1でも、既に年間総合王者2度の実績があったニキ・ラウダ(オーストリア)が復帰後の84年に3度目の年間王者になった。伊達やジョーダンは復活を果たしたが、失敗に終わったケースもある。90年代後半にプロ野球の横浜で4番打者として活躍したボビー・ローズは2年のブランクを経てロッテに加入したが、技術的な衰えを隠すことができず、キャンプ中に退団した。

スポーツに限らず、久しぶりに担当する仕事に対して頭が素早く反応しない経験は誰にでもあるだろう。シューマッハーにとっても勝負勘を取り戻すことが重要になる。

1991年シーズン途中のデビューから2006年までの249戦で91勝。3レースに1回は必ず表彰台の真ん中にいた計算で、すさまじいまでの強さにはあらためて恐れ入る。フェラーリの赤いマシンの印象が強かったが、今季は銀色に輝く母国チームのメルセデスを操る。

F1の歴史を調べてみると、最高齢優勝は何と53歳。40歳代優勝も多いが,ほとんどは50年以上前の1950年代の話。94年にはナイジェル・マンセル(英国)が41歳で勝っている。「皇帝」はアラフォーパワーを示すことができるか。(榎本一生)


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