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「リレーコラム」信念貫きさらなる高みへ 憧れの大リーグ目指す大谷翔平選手

2017年10月11日

今季本拠地最終戦を終え、ファンの歓声に応える日本ハムの大谷翔平選手=10月4日、札幌ドーム
今季本拠地最終戦を終え、ファンの歓声に応える日本ハムの大谷翔平選手=10月4日、札幌ドーム

信念を曲げずに、ひた向きに高みを目指すアスリートだと強く思う。プロ野球日本ハムの大谷翔平選手が今オフ、米大リーグにポスティングシステムを使って挑戦する意思を固めた。

昨年11月には「昔から行きたいのは変わらない。そこで結果を残したいなと思ってやっている」と述べたことがある。月日がたっても憧れは消えなかった。

メジャーは岩手・花巻東高時代から夢見てきた舞台だが、昨年11月に米大リーグと選手会が結んだ新労使協定で、25歳未満の外国人選手はマイナー契約に制限され、契約金は大幅に抑えられる。

大谷選手は23歳で海外フリーエージェント資格を満たしていない。大リーグでは25歳未満のドラフト対象外の外国人選手扱いで、契約金は昨オフに成立した新労使協定により、原則的に上限が575万ドル(約6億3250万円)に制限される。

関係者は「本人のモチベーションの問題。もっと上の世界で自分を試したいと思っている。お金はいらないから、向こうに行ってやってみたいと考えているのでは」と話す。

本人にとって金銭面よりもプレーするモチベーションが上回ったようだ。あと2年待てば総額2億ドル(約220億円)とも言われる超大型契約の可能性もある。

大金をつかむ選択肢を放棄してでも、純粋に強者たちと戦いたいという姿には感銘を受けた。

幼少時から取り組み続けた投打の「二刀流」。投手か野手に専念すべきと、日本球界で多くの批判が寄せられたが信念を変えなかった。

その心の強さは本当に感嘆させられる。屈することなくこの5年間で着々と成長し、球界の常識を次々と打ち破った。

想像を超える活躍でファンを魅了。私が担当した2年間で何度も驚かせられた。

鮮烈な印象を残し続けた背番号「11」なら、米国で今度は豪快なスイングで本塁打を量産し、投げても160キロを超える快速球で圧倒できるのではと思う。

そんな日本人選手は今までいないし、米球界でもいない。今では投打両方で高く評価するメジャーのスカウトもいるという。

そういう姿を実際に見てみたいし、プロスポーツにとって大事な高揚感を生む存在だと思う。

10月4日に札幌ドームで行われた今季本拠地最終戦のオリックス戦で、その高揚感を感じた。

プロ5年目で初めて「4番・投手」で先発。パ・リーグでは1975年に指名打者(DH)制導入後に先発投手が4番で出場するのは初の快挙だ。

メジャー移籍が実現すれば、札幌では移籍前最後となる試合でもあった。究極の「二刀流」で4万人近い観衆を何度も沸かせた。

バックネット裏には大リーグ12球団の関係者が熱視線を送る中で最高のパフォーマンスを披露。今季初完封で3勝目を挙げ、打者としても先制点の足場をつくる安打を放った。

今季最多の124球目。九回1死一、二塁のピンチで杉本を二ゴロ併殺に仕留めると、球場は割れんばかりの歓声に包まれた。

シーズン後に球団と話し合った上で、正式に意向を表明すると見られる。すごい選手を日本で見られなくなるのは寂しい気もするが、米国で「二刀流」の信念を貫く姿を見てみたい。

山形英資(やまがた・えいし)2007年共同通信社入社。名古屋、大阪支社を経て本社運動部でプロ野球などを担当。16年からは札幌支社へ異動し日本ハムを取材している。熊本県出身。






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