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『あゝ、荒野 前篇』 菅田将暉のすごさが感じられる力作

2017年10月03日

(C)2017「あゝ、荒野」フィルムパートナーズ
(C)2017「あゝ、荒野」フィルムパートナーズ

有名な劇作家である故寺山修司が書いた唯一の長編小説「あゝ、荒野」を、「帝一の國」の菅田将暉、そして「息もできない」で監督・主演を務めたヤン・イクチュンとがダブル主演で映画化した作品。最近では珍しい、前篇・後篇に分かれた超力作です。

物語は未来の新宿、親に捨てられて憎しみを抱えて生きる新宿新次(菅田)と、吃音で対人恐怖症のバリカン建二(ヤン)がボクシングを通して出会い、成長していく姿を描いた青春ドラマです。前篇は157分あるということで、観る前は正直「長いなあ」とぼやいていたのですが、お世辞抜きで菅田とヤンの芝居力が素晴らしくて息つく暇もなく、あっという間に終わってしまいました。ギラギラした目でリングに立つ菅田は、普段とはまるで違う野生的な目つきを見せていて、震えるほどかっこいい。

本作の撮影中に現場を訪れたのですが、とにかく熱中症になるほど暑かった! 「実は現場入る前は細すぎたので、10キロ増やしました」と話し、カメラが回っていないところでも黙々とサンドバッグを打つ菅田のストイックな迫力は、そのままスクリーンに反映されていました。普段はカジュアルな芝居が多い菅田ですが、本作を観れば、彼が実際に役者としてどれだけの迫力を身につけだしているかがわかるはず。新宿ゴールデン街でゲリラ撮影したという、生の新宿を感じる映像も必見です!★★★★☆(森田真帆)

10月7日から全国順次公開

監督:岸善幸

出演:菅田将暉、ヤン・イクチュン






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