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『anan 2017年3月8日号』 官能と官能のあいだにゆるキャラ

2017年03月17日


で、でたー。「anan」恒例エロ本号(ただいま不適切な発言がありました)。今回のタイトルは「大人の女は知っている、官能の流儀。」って、意味わかりそうでわからないキャッチですが、ご覧下さいよこの表紙。高橋一生がどこの馬の骨かわからん女のパイオツにほっぺたムギュッてしておりますよ。奥さん!大丈夫ですか息してますか? しかしお相手のパイオツちゃん、「anan」のロゴで顔が隠れてますけど……。なんだろ、自分に置き換えてね、ってことかな。

この写真のもやっとザラッとした感じ、見覚えあるなと思ったらやっぱりハードボイルド系売れっ子カメラマン、笠井爾示でした。

巻頭グラビアは高橋一生と前述のパイオツちゃんのめくるめく濃密なフォトストーリー。どの写真も美しく、なんだかお人形みたい。乱れた感じがないんですよね。私にはそれがやらされてるように見えてしまうけど、最大公約数の女性に向けたエロティックはこれくらいがちょうどいいのかもしれません。

そして気になってしまったのが衣装クレジットの表記。「高橋さん」と「モデル」。……パイオツちゃん、モデルとしか書かれてないの!?(パイオツちゃんて呼んでる奴が言うか)。名前、入れてあげてもいいんじゃない? いや、あれか、熱烈な高橋一生ファンからの攻撃を避けるため……かもしんない。そう、「anan」のグラビアといえば福山雅治吹石一恵夫妻という結婚に至った前例もありますからね。彼らも変わった人に狙われてたりもしてたからなぁ。そういうことも配慮してなのかも……。であればすごいな。

あと気になるのが、グラビアでちょいちょい出てくる高橋一生のカメラ目線。女と抱き合う「最中」の男が、こっち向いてるんですよ。えー、これは……どういう意図で向けられているんだろ。2人の情事を覗き見しているようで、実は私も3人目の参加者だった……的な? 「ほら、そんなとこから見てないで、お前もこっち来いよ」的な? 口元にうっすらと笑みを浮かべ、気怠い視線を寄越す高橋一生。しかし気になるのは彼の腕にうっすら残るBCGの痕。ほら、あの、クリリンのおでこみたいなやつですよ。激しいキスや割れてる腹筋よりもこういうのにグッときてしまうのは、やっぱり変態なんでしょうか。

……と、巻頭グラビアについてつい熱く語ってしまいましたが、今号は1冊丸ごと官能特集。下着にお酒、小説、心理テストに座談会まで、ありとあらゆる切り口から、官能について語っている。こうなってくると巻末のお弁当紹介ページで丸ごと入ってるソーセージですら卑猥に見えてくるから不思議です(つーか狙ってるだろ)。

ちなみに、個人的に印象に残ったのが「クリープハイプのボーカル、尾崎世界観の官能にまつわるインタビューと、岡田准一のゆるすぎる連載エッセーです。「オカダのジショ」と題されたこの連載、彼の脳内ワードを五十音順にたどっているのだとか。今回のお題は「さ行」。すると岡田氏、官能と官能の間でまさかの「しまとしまがくっついてしましま。カワイイ。」だの、「注射のときに目をそらすことなんて、怖くてできません!」だの、「小さな幸せがいっぱいあるのがいい。」だの、目くるめくぶりっ子発言を連発。いやいや~。あのフェロモンゼロの画風でおなじみ、益田ミリ先生だって色気をテーマにマンガ描いてるんですから~。もうちょい空気読んで~。でもそのザッピング感が雑誌のいいところだとも思いますけどね。

(マガジンハウス 509円+税)=アリー・マントワネット


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