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ボブ・ディラン『リアル・ロイヤル・アルバート・ホール』 ディランがもっともボブ・ディランであった瞬間

2017年01月11日

ボブ・ディラン『リアル・ロイヤル・アルバート・ホール』
ボブ・ディラン『リアル・ロイヤル・アルバート・ホール』

ノーベル文学賞を受賞した彼の話題で持ちきりの年末でしたが、受賞式への欠席云々はともかく改めて彼の真実の姿を知る良い機会になったと思います。

団塊世代には反戦、反体制のヒーロー、若い方々には漠然とフォーク、ロック界の偉人というイメージで捉えられていた彼ですが、本人も言っているように彼は現実に起こっている事柄とその思いをストレートに歌っている歌手であって、決して固定された崇高な観念をメッセージする聖人や偉人ではないということ、むしろ世間話に風刺を加えて大衆に歌う中世の吟遊詩人や琵琶法師に近い表現者だということです。

これは66年5月26日ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでのライヴ盤。後にザ・バンドとなるロック・バンドを従えて演奏する後半はフォーク・ファンからのブーイングを浴びます。しかし彼は信じるスタイルで『ライク・ア・ローリング・スト-ン』を歌いきります。“諸行無常”つまり変わらないものは無いと。

(ソニーミュージック・3000円+税)=北澤孝


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