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『お母さん、その服なんとかしよ!  毒舌ムスメのファッションチェック』あっこたん著 母の根性、娘の高感度、そして一家の財力に感服!

2016年12月19日


「どれを着ようがなに巻こうが、どうしたって拭えない謎の『オバ感』に苛まれています」(50代女性)……。そんな世間にはびこるこのお悩みの救世主的一冊が発売されましたわよ奥様!

本書は「オバ」が「非オバ」に、なおかつ「今っぽく」なるにはどうしたらいいの?という迷える子羊の試行錯誤を、コムスメがブッタ斬りながらアドバイスするコーディネート本だ。

著者はあっこたん(50代女性)。まず、50代女性で「あっこたん」を名乗るそのコーディネートからモノ申したいところですけどまぁ置いといて。そんなあっこたんにファッションチェックをするのが彼女の娘さん、その名も「ムスメ」。ドドン!

あっこたんは三脚に載せたカメラで全身を自撮りする。ムスメは、その写真の服装に対して最大星5つで評価する。ポップな表紙とは裏腹に、ムスメからの辛辣なファッションチェック1000本ノックが、痛い、痛い。「セーターのロゴ、『FLORIDA』はどうよ?」「上半身、青すぎないか? クッキーモンスターみたいだよ」「すべては傘で成り立ってるね。」「このしましま、捨てなって言ったよね。」「スカーフはあかん!! ごちそう食べてるおじさんのナフキンみたいだし」「アハハ、アハハハ~? 変なの~なに? これ?」「うわっ!オバサンが立ってる!」「オバサンにパーカーはな~?」……って、30代女性の耳も痛てーな!なんでだ!そうか、普段の服にやる気がないからか……すみません。

ストレートなムスメの物言いは家族ゆえの無遠慮ぷりがおもしろいのだけど、言ってることはかなーり鋭いと思われます。お母さんがちょっとでも手を抜こうものなら、すかさず入る容赦ないツッコミ。その感度の高さに脱帽です。

そして最初はボロカス言われてた母も、回を追うごとにどんどん高評価になっていくのが面白い(しかーし星5つをゲットした翌日、ムスメの高校の卒業式の服装でコテンパンに言われてる。その急降下、笑うしかない……)。そして同じようなスタイリングでも、コートの中の服を白にするかアイボリーにするかで明暗が分かれることに、驚愕。ムスメのアドバイスに理屈は一切ないのだけど、でもなんか、説得力があるんですよね。恐ろしい子!

母の根性と、娘のブレない審美眼と感度の高さ、奔放でユニークな表現力と、なにより一家の財力!(あっこたん、けっこういい服いっぱい持ってる)、それらの賜物である本書。そしてファッションを通じてコミュニケーションをしてる二人を見ていて、母娘って楽しいなぁと思える一冊でもありました。

(飛鳥新社 1204円+税)=アリー・マントワネット


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