この詐欺師役はジム・キャリーのためにある 『フィリップ、きみを愛してる!』
2010年03月09日

Phtoto:Patti Perret(c)2009 EUROPACORP
日本ではいまいちウケの悪いジム・キャリーだけど、『マスク』でブレークする前にカンヌで取材したことのある筆者にとっては思い入れのある俳優。
イイ奴なんでっせ。写真撮影の時、プチパンを5本の指にそれぞれ差し込んで野球のミット、頭に載せてカツラとか、いちいちポーズを変えながら応じてくれたのだ。
元コメディアンならではの百面相のスゴさは彼のウリだが、本作で演じる詐欺師は、まさにキャリーのためにあるような役。IQ169の頭脳を生かしてあらゆる詐欺と脱獄を繰り返し、懲役167年の刑を科せられた実在の人物スティーヴン・ラッセルだ。
罪を犯した理由というのが、愛するカレのハートを惹きつけるためという乙女な一面が憎めない。しかも恋する相手が、ブラジルの美形ロドリゴ・サントロに、ユアン・マクレガーと良い趣味していらっしゃる。ちなみに製作総指揮は、最近『タクシー』シリーズとかお気軽なポップコーンムービーに力を注いでいらっしゃるリュック・ベッソン監督。新鋭監督の支援なんて、たまには良い事してるじゃん。★★★★★(中山治美)
【データ】
監督:ジョン・レクア&グレン・フィカーラ
製作総指揮:リュック・ベッソン
出演:ジム・キャリー、ユアン・マクレガー
3月13日(土)より全国公開









