Rainの鍛え抜かれた肉体美 『ニンジャ・アサシン』
2010年03月02日

(c)2009 WANER BROS.ENTERTAINMENT INC.,LEGENDARY PICTURES AND DARK CASTLE HOLDINGS,LLC
主人公の名は雷蔵。忍者の里で育てられた最強の暗殺者だ。鎖鎌まがいの武器を操る最初の登場シーンでは、切れ味鋭いアクション演出に目を見張らされる。
ショー・コスギ扮する忍者のボスの名が、役小角(えんのおづぬ)というのもマニアックで笑える。役小角(役行者)は、鬼を操ったという伝説が残る呪術者で、奈良時代に実在した人物。いかにも、日本のアニメに影響されて撮られた『マトリックス』の制作チームの手による作品らしい。
雷蔵を演じるのは、韓国のR&Bポップ歌手のRain(ピ)。そこまでやるか!と思えるほど鍛え抜かれた彼の肉体美を含めて、前半は少しも飽きさせない。
ただ、それが最後まで続かないのが残念。役小角は並はずれた忍術の使い手なのに、敵の“気”は読めず隙だらけ。初恋の相手を殺されて一族への復讐に燃える雷蔵も、いつの間に覚えたのかカンフー技を駆使する始末。
それにしても『カムイ外伝』といい、忍者ものなのにどうしてクライマックスは、忍術じゃなく剣での勝負になってしまうのだろう? ★★★☆☆(外山真也)
【データ】
監督:ジェイムズ・マクティーグ
出演:Rain、ナオミ・ハリス、ショー・コスギ
3月6日(土)から新宿ミラノ3、3月20(土)からシネマート心斎橋にて公開









