「隠れた名盤」おしゃれなサウンドで卒業ソングの数々 a piece of cake 『部屋カフェ#1 SCHOOL DAYS FLAVOR』
2010年02月10日

a piece of cake 『部屋カフェ#1 SCHOOL DAYS FLAVOR』
斉藤由貴『卒業』、柏原芳恵『春なのに』などの卒業ソングをボサノバやスムースジャズといった、おしゃれなサウンドで新解釈したカバー集。
キュートな声の中川麻衣子が松田聖子『制服』を、少し切ない声のericoがKiroro『未来へ』を、そしてさらにやるせない声で栗原優が渡辺美里『卒業』を、と3曲ずつ分担することで、当時のさまざまな思いが満遍なく巡るようになっている。おニャン子クラブ『じゃあね』は、原曲から元気な印象があったが、こうして落ち着いた演奏で聞くと、同性へのメッセージが強く伝わってくるから面白い。また、南野陽子『春景色』のようなアルバム内の隠れた名曲が、クールにカバーされることで、当時のアイドルファン以外にも広がって喜ばしい。
部屋でくつろいで聞いていると、卒業アルバムを眺めている気分になりそう。それでいて、新生活に旅立とうという希望も芽生えるはず。
(ドワンゴ・ミュージック・1800円)=つのはず誠
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