艶やかな大人の恋。良いねぇ。そそるねぇ。 『シャネル&ストラヴィンスキー』
2010年01月12日

『シャネル&ストラヴィンスキー』=(c)EUROWIDE FILM PRODUCTION
スタイリッシュな映像と過激なバイオレンスで脚光を浴びたフランス映画『ドーベルマン』から13年。ヤン・クーネン監督も大人になったなぁとしみじみ。シャネルの人生を描いた映画は昨年も2本公開されているが、本作は、シャネルとロシアの作曲家ストラヴィンスキーとの禁断の恋をクローズアップ。
ロシア革命後にパリで亡命生活を送っていたストラヴィンスキー一家に、シャネルは自身の別荘で共同生活することを提案。互いの才能にひかれ合う2人は、やがて妻子の目を盗んで官能のワナに落ちる。
衣装やアパート、そして現シャネルのミューズ、ムグラリスの起用と、本物を場面の隅々にちりばめつつ展開される、艶やかな大人の恋。良いねぇ。そそるねぇ。クーネン監督は最近はCM界で引っ張りだこのようだが、CMの短時間ではできない人間の心の揺れや感情の積み重ねを表現したかったのだろうな。
次作はガラリと趣が変わり、ダライ・ラマのドキュメンタリーとか。この監督を追い続けようっと。★★★★★(中山治美)
【データ】
監督・脚色:ヤン・クーネン
振付:ドミニク・ブラン
出演:アナ・ムグラリス、マッツ・ミケルセン
1月16日(土)から全国順次公開









