「大ヒット盤」恋愛感情が飛び交う快作 柴咲コウ 『Love Paranoia』
2009年12月09日

柴咲コウ 『Love Paranoia』
2年半ぶりとなる4作目のオリジナル。本作は、タイトルに違わず、恋愛に関するさまざまな感情が飛び交う快作だ。
ドラマ『オトメン』主題歌の『ラバソー~lover soul~』で、強引に愛をねだるかと思えば、福山雅治とのユニットKOH+の『最愛』では、別れた相手への未練を切々と語る。ほかにも、男性の純愛をつづったバラード、キュートな声で歌ったハウスサウンド、ホーンを多用した扇情的な高速ロックなど、次々と異なる歌詞、メロディー、ボーカルを歌いこなす様子は、オムニバスCDのように多彩だ。
16曲中15曲の作詞が柴咲本人で、男性や子供など女優業にはない役柄も歌では演じきるのが興味深い。特に、『break a spell』で、嫉妬や焦りに渦巻く状況を泣きべそ交じりに強気で歌う様子に、女性ならではの業を感じた。
伴侶から鈍感だとなじられる人には、とっておきのバイブルとなるはず。
(ユニバーサル・3000円)=つのはず誠・筆
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