2009年10月22日

伊達政宗のビフォーアフター。左のイケメンはゲーム『戦国BASARA』に登場する、伊達政宗のイラスト=(C)CAPCOM CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED. 右は伊達政宗画像(狩野安信作、仙台市博物館所蔵)
歴史に弱い身としては、おいてけぼり感満載の歴女ブーム。ご存じですよね、歴史大好き!の女性=歴女。今回はこの現象を徹底調査。題して「どんだけ盛り上がるの武将萌え」!
戦国武将ブームは今から4年前、プレイステーション2のアクションゲーム『戦国BASARA』の発売が始まりだったそう。伊達政宗と真田幸村をはじめとする戦国武将が戦う「BASARA」シリーズの発売で、女性ファン、つまり歴女のハシリが一気に増えた…というわけ。それもそのはず、つーか、のぞいてビックリ! ゲームに登場する武将がみなイケメンなんですわ。目、キラッキラで、あご、キュッと細くて、鼻、シュッとしてて。戦国っつうか、平成生まれだろ~とツッコミ必至。まさかのイケメン☆パラダイスなんです。
ゲームの人気を受けてバカ売れしたのが2007年に発売されたコミック『学園BASARA』。時代は現代、舞台を戦国から学園に移して展開される物語は、「2年1組、野球部キャプテンの伊達政宗が、グラウンドの使用権を争ってサッカー部の熱血エース真田幸村と激突!」…というもの。節操ねえなあー。歴史を愛しているとは到底思えないゾ!
そんな「BASARA」人気が高じて、今や武将ゆかりの地を訪ねる女性が後をたたないという。武将別の観光ガイドも発売され(もちろん表紙はイケメン武将)、JTBは「戦国BASARA 伊達軍ツアー」を開催。1泊2日でおよそ5万円(!)にもかかわらず即完売だったという。
さらには直江兼続イラストがパッケージに描かれた米やら、家紋モチーフの雑貨に武将プラモ、直江兼続「愛」帽子などのグッズが発売され、そして「戦国バー」なんてお店まで誕生。その経済効果は、なななんと700億円!にものぼるのではないかと言われている。
不況なんてなんのその。行け行けドンドンの歴女ブーム。考えてもみれば『戦国BASARA』って、史実をもとにしたスケールでっかいパロディーなわけだ。さらに登場人物はほぼ男。当時は男めかけを持つのも珍しくなかったと言われている。この「パロディー」と「同性愛」は漫画同人誌界でお決まりの要素。さらに一応は史実に基づいた物語であり、戦国時代の物語ということで登場人物はみな死と隣り合わせ。この「本当にあった話」と「死」というアイテムはケータイ小説などにもよく見られる、現代女子たちの大好物。というわけで、戦国武将をモチーフにした物語が今ウケるのは当然…なのかもしれません。(アリー・マントワネット・筆)









