ネーミングするのはいいけれど 『「エコ恋愛(ラブ)」婚の時代 リスクを避ける男と女』 牛窪恵著
2009年09月07日

『「エコ恋愛(ラブ)」婚の時代 リスクを避ける男と女』 最近何でも、名付けてその型にはめている感じがするのですが
「エコ恋愛(ラブ)」というのは、著者が本書において、主に20代の男女の恋愛形態を指して名付けたものだ。恋愛初期に無駄なパワーを消費しない。交際してもどっぷりハマらない。豪華なデートよりも地元でまったり。つまり低燃費な恋愛のこと。
恋愛(結婚)と景気との関連を考察し、不況の中で成長した男女が恋愛リスクを避けたがる理由を脳科学的にも検証。結果、一般的にイメージする、「熱愛→結婚」という図式は過去の遺産なのだと結論付けている。
言いたいことはわかる。妙齢の男女たちは、エコ恋愛でいいから結婚してみなさい。周囲の人間もそのあたりを理解し応援してあげて。そうすれば少子化に歯止めもかかるでしょう、と。
だが、恋愛できない者を、エコ恋愛婚に持っていく具体的な策については、ラストの数ページにさらっと書かれているだけ。そこが大事なのでは? エコ恋愛婚と名付けて推奨するのはいいけれど、もう少し解決法がほしかった。
(光文社新書 740円+税)=尾崎英子・筆
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