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「南極2号」

 ブログ名は最初「南極2号」だった。ことし11月から南極観測隊に同行、来年の4月の帰国まで南極での生活を紹介する記者のブログ「南極を喰らふ」の連載を始めた。原稿では書けないこと裏話や秘話をできる限り紹介していきたいと思う。南極観測隊は毎年、文部科学省から派遣されており、数年に1度各社が記者を南極に派遣している。ことしは砕氷船しらせが新しく建造された最初の年であり、話題も豊富だ。ほかにも秋田魁、朝日新聞、テレビ朝日も同行する。

 ことしは「南極料理人」という映画もあったことから、日ごろ自分がライフワークとしている食をテーマにブログを書きたいと思っている。しかし当初ブログの題名は、ある部長に「南極2号」にすると勝手に決められた。そのため題名を真剣に考えた。システム担当者にどんな題名のブログがよく読まれるかと聞いたら「そりゃエロい言葉を入れることですよ」と言われた。

 なるほど。よくある質問なのではっきりしておきたいが、南極生活において、性の問題も避けては通れない話だ。半世紀前の第1次観測隊は、そのものを南極に持っていき、そのために特別のイグルーを作った。当時の越冬隊長西堀栄三郎が「南極越冬記」にはっきりと書いている。

 しかし「南極2号」では「共同の品格が問われる。社幹部も読む」などという貴重な助言もいただき、題名は「南極の食卓」に落ち着いた。そしたら今度は文化部の同期に「ダサイ」とダメ出しされた。結局、この同期のつぶやいた「南極を喰らふ」がビビッときた。

 南極に同行する朝日新聞記者は、南極のブログを携帯電話にメールで送るサービスを開始する。月額200円ぐらいだ。ブログは画期的な媒体ではあるが、見る人が見に来なければ読まれない。その点、メールを送り付けるという方法は強力でありビジネスにもなる。文化部の同期がこうも言っていた。「ツイッター」というつぶやき言葉を携帯メールで書き込むチャットが流行っている。「南極で風邪をひいたと書けば、世界中の人が心配して返事をくれるよ」と同期。何を書くかと同時に、どうやって発信していくか。地球の果てで考えたい。        
                      (共同通信記者・澤野林太郎)


(47NEWS編集部より)

 日本から1万4千キロも離れた南極で観測隊員は一体何を食べているのだろう。11月しらせで出発した観測隊に共同通信の澤野林太郎記者が同行。南極料理人が作る南極料理を紹介しながら南極生活の裏話をお伝えします。

2009/11/24  
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