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本気なら"自転車"だよ!鳩山さん 二酸化炭素25%削減

  私事で恐縮だが、筆者は5月末、17年間乗り続けたブリジストンのいわゆるママチャリから、クロスバイクと呼ばれるスポーツタイプの自転車に乗り換えた。季節も良いし、運動不足の解消にも有効と考えた。値段は少し張ったが、たまにはこういう買い物も悪くない。
 これが走る走る。とにかく走る。軽さが違う。ペダルを踏むとスッと前に出る。せいぜい時速20―30㌔だが、陶酔感というか、人間の力でこんなにスピードが出ることをあらためて知った。風を切るという言葉がピッタリだ。とても気持ちが良くて楽しい。
 「心肺機能アップしようぜ!」。学生時代の山登りの仲間を引きずり込んで、自宅近くの多摩川サイクリングロード(通称・多摩サイ)周辺を走り回るようになった。しかし、多摩サイは遊歩道でもある。ジョギングやイヌの散歩をしている人と道を共有しないといけない。やむなく時速20㌔ぐらいで流す。
 これでは詰まらないので、近辺で走りやすそうな道を探しだした。路側帯を抑え気味に走りながら、聴覚を右後方に集中させる。音がしない。右肩越しに「車が途切れた」ことを確認すると、すかさずペダルを踏み込む。これまでの最高は時速50㌔を少し超えるぐらいだ。空気抵抗で体が浮き上がる感じさえした。抜かれた車に信号で追いついたりすると、体力が下り坂の中年男の高揚感はたとえようもない(←マジ危ない)。
           
 ところで、民主党の鳩山首相が国連で「日本は2020年までに、二酸化炭素を25%削減する」と演説した。とても評判が良いようだ。特に国際社会での受けが良いというのは、一国民としては非常にうれしい。産業界からみると迷惑千万な話で日本経団連の御手洗さんはしかめっ面だ。しかし、この目標を達成できなければ、国際社会のオオカミ少年になってしなう。

 自転車を活用しない手はないだろう。エンジンが人間だから、化石燃料を食わないし排気ガスも出さない。環境への負荷がとても少なく、実は地球上で最も効率の良い移動手段である。鳩山さんが幸夫人と二人で、自転車に乗ってアピールすれば、「あ、そうなんだ」とみんな納得する。自民党の総裁になった谷垣さんは知る人ぞ知る自転車好きだ。ロードバイクを1人で何台も持っている。多分、もろ手を挙げて賛成である。国民的な合意が得られれば、インフラ整備も進めやすい。

 マナー向上には、お巡りさんが模範を示すのが良い。警察が白バイ隊の自転車版をつくるとか。自転車の左側通行や、手信号をやって見せて、かっこいいところを見せれば、子供や若者もまねる。そして何よりも楽しく。楽しくないと続かない。ダイエットも仕事も。

10月にデジタル編集部に異動します。皆様、お世話になりました。(47NEWS編集部デスク・大村峰晴、写真=緑が濃い多摩湖自転車専用道路)

2009/09/28  
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