47NEWS誕生⑭ 地域の商品ニュース 【47NEWSの話題】
共同通信は経済部から「商品ニュース」を毎日配信している。企業が日々発表する新製品を写真付きで短い記事にしたものである。新商品は新車から化粧品、ラーメンまでなんでもござれ。なんの変哲もない記事ではあるが、経済面ではけっこう読まれている。
地域版の「商品ニュース」を47NEWSで掲載できないか。参加社の一部からそんな強い要望があった。47NEWS編集としては「新商品はあるだろうが、新酒とか焼酎とかばかりであまり新味はない」と思い、触手は動かなかった。
ここでも林社長の豪腕が動いた。「山形新聞を巻き込んでやりたい。ぜひ実現してほしい」。山形新聞には47NEWSの新聞用広告記事の版下制作で大変にお世話になっていた。つまり、「出世払い」、無料で制作してもらっていた。そのうえで新しいページづくりまで手伝ってもらうのだから、ずうずうしさを通り越している。筆者はそう思ったが、東京支社に赴任したばかりの峯田が毎週、47NEWS編集部にやってくることまで決めてきた。
新商品ページは当面は新商品と新技術を紹介するページとするが、将来は地方経済の綜合ページに成長させていく。議論の中からそんなコンセプトができた。地方経済が疲弊しているといっても千差万別。愛知県はトヨタ自動車のおかげで元気一杯。三重県はシャープの亀山工場と東芝四日市工場のフラッシュメモリーの大増産でかつてない投資ラッシュ。仙台を中心とした地域はトヨタの東北拠点づくりで進出地探しが始まっていた。雇用の情勢もまちまちなのは当然なのだ。
47NEWSを編集していて気づくことは大都市と地方という対立ではなく、そうした地域ごとの格差だった。筆者は経済取材が長かったから、大メディアはどうして地方を一律弱者としてしか見られないのか、ずっと疑問に思っていた。地域経済の情勢を的確に判断できるメディアは自ら作り出すしかないという思いもあった。
このページが地域経済の綜合ページとして発展させるというなら、力を入れていかなければならない。どちらかといえばページづくりに後ろ向きだった姿勢は180度転換した。新商品ページは、全国52社が束になった47NEWSだからこそ実現できるコンテンツなのである。
「商品速報」のページが生まれて1年。800本ほどの新商品、新技術の記事が集約されている。日本経済の将来を担うほどの技術も少なくない。やがて47NEWSの知名度があがり、注目される日には地方経済の力を誇示できるほどの情報が蓄積されるだろう。(編集長 伴 武澄)
投稿者 47news : 2008年06月18日 13:02
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