学力テスト、悲喜こもごも? 【新聞社の話題】
全国学力調査(全国学力テスト)の結果がきのう(24日)発表された。共同通信のニュースは全国的な傾向として「知識あっても活用できず」と報じていた。都道府県別の平均正答率の差はそれほどなく、地域格差よりも全般的な応用力の向上が課題であるかのような印象である。
ただ、各地の新聞社のニュースはすこし微妙だ。調査自体の問題点を踏まえつつも、やはり「わが県の子供たちは全国的にどのあたりなのか」という“親心”がにじみ出ている。
鼻高々だったのは、秋田魁新報の「本県の学力はトップ級 小6・中3とも好成績」というニュース。「小学6年が国語と数学全4種類の問題で全国トップ。中学3年も国語の1種類で1位となったのをはじめ、全4種類で3位以上という好成績だった」と、行間からうれしさがにじみ出ているようだ。秋田県の教育委員会の「学校、家庭、地域が協力した成果」というコメントも、誇らしげだ。
対照的だったのは、沖縄県で琉球新報が「沖縄、全教科で最下位」というニュースを掲載している。仲村守和県教育長の「強い衝撃を受けている。厳粛に受け止め、県民総ぐるみの学力向上対策を強力に進めたい」というコメントも重苦しい。
数値だけを見ていくと、わたしには総じて僅差に思えたのだが、僅差だからこそ見出しに現れやすいのは「平均以上」などの微妙な表現である。ちょっと自慢?
本県、全教科で平均上回る【宮崎日日新聞】
県内、全教科全国平均上回る【四国新聞】
中学6分野で全国平均超【山陰中央新報】
平均やや上回る【日本海新聞】
各教科平均以上【中国新聞】
本県、おおむね良好【長崎新聞】
このほか、ある条件を設定すれば好成績だ-という視点で書かれた記事もあった。
たとえば、、、以下の記事。こちらも、ちょっと自慢?
中学校は関東トップ水準【上毛新聞】
中3国語が全国トップ【北日本新聞】
石川、中3数学で特に高く【北國新聞】
一方、良い結果でなくとも、問題点や課題をきちんと提示した新聞社もある。さ・す・が!
兵庫の子、表現力やや不足【神戸新聞】
“茨城っ子”関数が苦手?【茨城新聞】
このほか注目を引いたのは、調査に参加しなかった愛知県犬山市の教育関係者に関するニュースだ。
学力テスト不参加の犬山(愛知) 独自姿勢を強調「評価は教師が行う【中日新聞】
文科省によるこうした全国調査がはらむ問題を考えるには、こうした記事にも目を通しておきたい。地域によって、ニュースを書く視点というものがこうも違うということが分かるのも、47ニュースの面白いところだ。ちょっと自慢。(ソリティアン)
投稿者 47news : 2007年10月25日 12:11
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