いつかミランを倒せ 【すごい】

日本時間24日未明に欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝が行われました。今年はACミランとリバプールの顔合わせとなり、05年決勝の再現に。結果は、ミランが2-1で勝利。4年ぶり7度目の優勝を飾りました。両チームとも中盤のプレッシングが激しく、ちょっとしたミスを逃さないレベルの高いサッカーを見せてくれました。仕事人インザーギの2得点、そして若き司令塔カカの全得点に絡む活躍。カカは10得点で得点王も獲得し、ベテランが多いミランの中でうまくその若い才能がかみ合っているように感じます。スタジアムの雰囲気といい欧州サッカーの醍醐味を再認識し、また来シーズンが楽しみになりました。
イタリアは06年ドイツW杯に優勝しましたが、八百長スキャンダルや、今年に入ってからのファンの暴動で警官が死亡するなど、暗い話題がサッカーを取り巻いていました。ACミランも八百長でCL出場が一度は剥奪されたものの、処分軽減で3次予選から出場と、紆余曲折を経ての優勝というわけで選手の喜びもひとしおだと思います。
最近10年の優勝チーム国を見てみますと、最多がスペインの4回、イングランド、ドイツ、イタリアが2回、ポルトガルが1回。00年前後の時期はレアル・マドリードが1年おきに優勝するなど、スペイン勢の勢いがあり、一方で、ACミランやユベントスなどのイタリア勢は低迷。その守備的なサッカーがつまらないと批判された時期もありました。しかし、03年にはベスト4のうち3チームをイタリア勢が占め、その後もコンスタントに上位に顔を出しています。従来の守備一辺倒で攻撃はカウンターだけというのではなく、より積極的に攻撃を展開するという戦術がイタリアのチームにも広がっているように感じます。
CLには欧州各国リーグの上位チームが参加し、そのレベルは、選手が一時的に集まって戦うW杯より高いといわれています。日本でもメディアに取り上げられ、注目度が高いのですが、それが国内サッカー離れにつながっているようで、肉きゅうはちょっと心配です。「欧州は面白いが、Jリーグはつまらない」とよく耳にします。熱心なリバプールファンで、サッカー観戦だけのためにイギリスに何度も通う友人もいます。確かに技術的にも体格的にも海外の方が上であることは否定できませんし、またサポーターが創り出すスタジアムの雰囲気も魅力的です(時にはエキサイトしすぎることもありますが…)。
欧州サッカーには古くからの伝統があります。リバプールの創立は1892年でミランも1899年です。サポーターは子供や孫が産まれると、まず地元チームのユニフォームをプレゼントします。サッカーが生活に根付いているといえます。サッカーがその国の文化の一つになり、文化がその国のサッカーを特色付ける。そんな風に長い間積み重ねられたからこそ、今の人気があるのだと思います。
Jリーグはまだ生まれてから14年。伝統、歴史では太刀打ちできません。しかし、Jリーグもレベルは高く、スピーディー!特に生で観戦してみるといいでしょう。躍動する選手のスピードやボールを蹴った時の低い音、サポーターの声援など、テレビでは伝わりにくい部分を体験でき、きっと魅力を感じると思います。地元のチームや好きなチームを決めて応援し続けるのもいいでしょう。チームの浮き沈みを共に乗り越えていくことで、チームへの愛着がますます深まると思います。
歴史や文化は一朝一夕にはできません。急がず焦らず一日一日を積み重ねていくほかないと思います。日本サッカー協会には長期的なビジョンを持ってサッカー普及を推進していってほしいです。そしてそれが、いつかクラブワールドカップでミラン倒し優勝する日への近道だと確信しています(その前に早くアジアCLを制覇してほしい…)。世界のサッカーを観ることで、ファンの質が上がり、その期待に応えるためJリーグ各チームがレベルをあげていってくれたらなぁと、日々願ってます。
頑張れ!日本サッカー!!
(肉きゅう)
・ACミランが4季ぶり優勝 サッカーの欧州CL決勝【共同通信】
投稿者 47news : 2007年05月25日 14:40
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