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2007年04月13日

温家宝首相訪日の果実 【うーむ】

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 温家宝首相の訪日に際して、29年前の鄧小平氏の訪日フィーバーを思い出した人も多いかと思う。二度にわたる失脚から不死鳥のように復活し、1978年10月に日本を訪問した。日中平和条約の批准書交換が主な目的だったが、中国の最優先課題は、文化大革命で疲弊した中国経済を立ち直らせることにあった。中国でまだテレビが人々にとって高嶺の花だった時代に、日本経済の発展ぶりを全土でテレビ放映し、日本が中国の経済発展の模範であることを視覚的に訴えた効果は絶大だった。


 すでに新日鉄が全面支援した上海宝山製鉄所の建設は始まっており、翌年、北京を訪問した松下幸之助氏は北京松下カラーブラウン管工場の建設を約束した。当時としては西側による最初の対中大型投資だった。


 世界が驚いたことは訪日の2カ月後、中国共産党が「経済の改革開放路線」を採択したことである。鄧小平氏は「先冨論」を掲げ、10年でGDPを4倍にすると公言し、誰もが実現不能と思われた社会主義経済の市場化を現実のものにした。


 今回の温家宝首相の訪日では、同首相の国会演説が実現した。冒頭、「昨年10月の安倍首相の訪中が氷を割る旅だったなら、今回の訪問は氷を溶かす旅となるよう願っている」との期待感を表明し、歴史認識問題では「日本政府と日本の指導者が侵略を公に認め、被害国に深い反省とおわびを表明したことは積極的に評価している」と述べた。


 注目すべきはこの国会演説が中国全土で中継された点である。29年前の鄧小平氏の手法とまるで同じだった。国会演説で注目された発言は実は日本へのメッセージというより、中国人民へのメッセージではなかったかと考えた。これらのメッセージを中国国内の人々にしっかり伝えることが訪日の目的だったとすれば、たぶん温家宝首相の訪日は日中両国にとって大成功だったのだろうと思っている。(林東風)


 http://www.47news.jp/CN/200704/CN2007041201000247.html

投稿者 47news : 2007年04月13日 18:08

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コメント

温家宝首相の訪日は良かったですね。ぼくもほっとしました。過去の過ちはもちろん謝罪しなければなりませんが、何度も何度も、しかも段々エスカレートしてくる姿勢に、日本人はイライラしていたと思います。何か意図があるのではないかと不信感を強めていただけに、温首相の演説は久しぶりに日中間に流れた温風といえるでしょう。

 News47は、共同通信の萬版ですね。自由に物言えるなら、こんな良いことありません。デスク日記、注目してますので、健筆ふるってください。

投稿者 新井孝治 : 2007年04月20日 12:59


新井さんコメントありがとう。「温風」っていいキャッチですね。

投稿者 林東風 : 2007年04月20日 13:13


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