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2009年09月28日
東京
椎名誠氏が考案した超簡単「しょうゆマヨスパゲティ」
高カロリー
超簡単
味のハーモニー
ラブ度:★★★★

しょうゆマヨスパゲティ
ひるごはんづくりが面倒に感じる時がありませんか。
そんな時、読者の皆さんはなにを召し上がりますか。
私はいつも「しょうゆマヨスパゲティ」をつくってます。
家で常備してある食材でできるのでとても簡単です。
材料は
・スパゲティ
・しょうゆ
・マヨネーズ
・カツオブシ
これだけ。
スパゲティをゆでて取り出す→カツオブシとマヨネーズ、しょうゆをかける→完成。
調理時間はたったの10分。
このスパゲティは、作家の椎名誠氏が考案したものです。
著書にはこう書かれています。
ひところキャンプ料理で、スパゲティ料理にいたく凝り、いく日かの不屈の闘魂によってついに「望郷シーナスパゲティ」というものを完成させた。
つくり方は簡単で、よく茹(ゆ)でたスパゲティを皿に盛りいきなり大量のカツオブシをコレでもかコレでもかと叫びつつばさばさふりかける。あついスパゲティにふりかけられたカツオブシはおかしなことにそこでわらわらと身をよじって踊るのだ。数秒それを眺めたのち続いてすぐにマヨネーズのチューブをサカサにし「コノヤロコノヤロ」と叫びつつ、ぐにょぐにょとまんべんなくひねり落下させる。次に「ドーダドーダ」と叫びつつショー油を注ぎ、間髪を入れず全体をごちゃごちゃにかきまぜて食ってしまうのだ。
(椎名誠「ひるめしのもんだい」P18-20、文芸春秋、1992年7月20日第1刷)
ほんとうに簡単につくれます。
私はほぼ椎名氏のレシピに従っていますが、最後の方の「全体をごちゃごちゃにかきまぜて」というところだけはやっていません。全体をまぜると、若干さめてしまいますので。皿の上で一口分か二口分、すぐに食べる分だけ、スプーンとフォークでその都度まぜた方がおいしいと思っております。この料理は、熱いうちが勝負なのです。
お味の方は…。
しょうゆとマヨネーズ、カツオブシによる味の三重奏が、なんともいえず素晴らしい。熱いスパゲティの食感もあいまって、はふはふと食べ進んでしまうのです。かなり、いけます。
西洋と東洋が融合し、絶妙なハーモニーをかもしだす、といった感じです。
バターを入れたり、ごまをかけたり、野菜を入れたりしたくなりがちですが、どうかおやめください。椎名氏の「オリジナルレシピ」の完成度は高いと思います。
ちょっと高カロリーのような気もしますので、ダイエット中の方はご注意ください。
私は椎名氏のレシピに出会ってからずっと、このスパゲティを作り続けてきました。
家族からは「げてもの」「健康に悪そう」「ワンパターン」とさんざん言われましたが、一人の昼食にはこれが簡単でよいのです。
すぐにできあがる。何度食べても飽きない。シンプルな中に、味わいがあります。
スパゲティは、上手にゆでてください。ゆですぎると、後で回復が不可能となります。
このスパゲティを何回も作ったおかげで、スパゲティをゆでるのだけは失敗しないようになりました。
みなさまにどうしても絶対に食べていただきたい、というわけではありません。
見た目もはっきりいってかなりアレですし。写真でごらんの通り、非常にまずそうな食べ物と言えるでしょう。
それでも万が一、ご興味をもたれましたら、あるいは、「材料がない!」、「時間がない!」、「ひるめしをつくるのが面倒!」という時に、お試しいただければ幸いに存じます。
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「ニッポンのGOHAN」は毎週月曜日更新です。全国のうまいものが続々登場しますので、ぜひご愛読ください。
http://www.47news.jp/topics/b-gourmet/
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料理■しょうゆマヨスパゲティ
備考■自宅で調理しました
地図はありません。
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2009年09月19日
東京
伊集院静氏お好みの組み合わせ 「アイスクリーム&ホットコーヒー」
バランスよし
自宅でもどうぞ
冷たさ緩和
ラブ度:★★★

ホットコーヒーとマックフルーリー
アイスクリームとホットコーヒーの組み合わせというものは、あまり広まってはいないように思える。
しかし、実は意外といいものなのである。
右の写真にはマクドナルドの商品を採用したが、店や商品名にこだわる必要はない。スーパーでアイスを買って、自宅でコーヒーをいれていただいても、おいしさが体験できるであろう。
アイスを一口、二口すくって食べる。そうすると甘くて冷たい感覚が楽しめる。
通常は続けてどんどんアイスを口に入れていく。この場合、どうしても「冷たすぎる」状況に陥る。私の場合、歯が悪かった時期には、歯ぐきにしみてしみてしょうがなくなり、「うまいけど痛い」ということになりがちだった。
昔、「煙が目にしみる」という歌があったが、「アイスが歯にしみる」のは、ちょっと具合がよろしくない。
そこでコーヒーを一口、二口すする。冷たさが緩和される。コーヒーの味と香りが口の中に広がる。これがいい。バランスがいいのである。
イタリアのデザートに「アフォガート」というものがある。アイスクリームにエスプレッソかなんかをかけるものだが、やはり日本人としてはアイスクリームとホットコーヒーを交互に食べ、飲んでみたいものである。
もともとこの方式は、作家・伊集院静氏の著書で知ったのである。
伊集院氏は以前からこういう組み合わせを好んでいたという。氏のエッセイにはこう書かれている。
京都・四条の喫茶店にいる。
朝から小説の取材で、京都の町を歩き続けたので、骨休めにぶらりと入った。
アイス・コーヒーを一杯飲んでから、ホット・コーヒーを注文した。
おかしいと思われるだろうが、私はよくこんな注文をする。
新幹線に乗っても、コーヒーのホットとアイスクリームを一緒に頼んだりする。これが結構イケル。
(伊集院静「時計をはずして」 文春文庫 P69)
これだけの記述しかない。
どこがどういいのか、詳しく書いていない。しかし十数年前にこの文章を読んでから、内容が妙に頭から離れなかった。
別のエッセイには、こう書かれている。
ひどい二日酔いで新幹線に乗った。
大阪にて公開鼎談である。
(中略)
途中アイスクリームとホットコーヒーを買って、売り子のべっぴんさんにおかしなオジサンという顔をされながら、私は目の焦点が定まらぬまま流れる窓の外の風景を追っていた。
(伊集院静「半人前が残されて」 文春文庫 P41-43)
ここの書き方もあっさりとしている。
しかし、作家が同じことを2回も書くのだから、よほど気に入っているのだろう。
もしかすると、伊集院氏が考案した組み合わせなのかもしれない。
最近、伊集院氏のエッセイを読み返している。
既に終了した週刊文春のシリーズ「二日酔い主義」がいい。上記で紹介した二つの文章も「二日酔い主義」のものである。
これはすごい。「私小説」というジャンルはあるが、伊集院氏の作品は「私エッセイ」ともいうべきものだ。
「飲む、打つ、買う」という言葉があるが、氏のエッセイでは「飲む」と「打つ」がすさまじい勢いで展開される。小説を執筆する傍ら、競輪や競馬、麻雀などのギャンブルに没入し、夜は酒場で徹底的に飲む、という日常が描かれている。
文章の随所で、心にしみるフレーズが出てくる。
密度の濃い半生を反映したフレーズだ。それを読むと、先ほど述べた「アイスが歯にしみる」ような状況となるのである。
ただ、伊集院氏の文章のしみ方は、痛いのだけれども、患部に薬がしみこむような、なんとなく「いい痛み」なのである。
この作家の作品はすばらしい。実に味わいがある。尊敬してしまう感じだ。
ですので、上記で偉そうに「伊集院氏」などと書いたところは「伊集院様」に訂正させていただきたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。
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2009年09月14日
福島
スパリゾートハワイアンズ名物「ロコモコ」のお味は…
ハワイの雰囲気
ボリュームあり
泳いだ後に
ラブ度:★★★

ロコモコ デミソース
「ニッポンの正統的な夏」というべきものを体験してきました。
夏休みに「スパリゾートハワイアンズ」へ行ってきたのです。
福島県いわき市にあります。昔の「常磐ハワイアンセンター」。一言でいうと、非常に大きな屋内プールに、温泉施設が併設されている「温泉テーマパーク」です。
私はあまり気が進みませんでしたが、我が家の娘(小学生)が行きたいとせがむので、仕方なく行ったのでした。
しかし私としても、結構リラックスできてよかったです。プールで泳ぎ、ビールを飲み、バイキング料理を食べ、温泉に入りまして、大人が行っても、それなりに楽しめました。
おすすめは夜のプール。
夜にハワイアンショーをステージでやるのですが、そのショーの時間帯はプールがすいています。
この時間に泳ぐのが、なかなか雰囲気があって、よいのです。
ハワイアンのけだるい音楽が遠くで流れる中、ぷかぷか浮かび、だらりと泳ぐ、というのが割とよかったりします。
ここの食べ物の人気ナンバーワンは「ロコモコ」。
ほんとに非常に人気があります。お昼時になると長い長い列ができます。
ロコモコはもともとハワイの料理で、ひとつの皿にご飯とハンバーグ、目玉焼きなどが盛りつけられているものです。
ハワイアンズのホームページには、こう書かれていました。
ハワイの代表的なローカルフード「ロコモコ」をハワイアンズ風にアレンジした人気メニュー。
ジューシーなハンバーグの上にかけられるソースは、デミソース、カレー風味、トマト味などがあり、どれも食欲をそそる。

懐かしい「先割れスプーン」が
でてきました
私も食べてみました。ハワイアンズ名物、デミソースのロコモコ。
ハンバーグやご飯、目玉焼きに、レタスや福神漬けが添えられています。
泳いだ後で腹が減っていたということもあり、一気にいただきました。
味につきましては、たいへんオーソドックスでありまして、万人に受け入れられる味となっています。うちの娘は喜んで食べておりました。
これを嫌いな子供はいないのではないか、と思わせるような味です。
味もさることながら、「ハワイアンズ」で「ロコモコ」を食する、ということが重要なのではないかと思いました。雰囲気を楽しむ一皿、ともいえそうです。
行ってみてから分かったのですが、この「ハワイアンズ」は地域振興に寄与している、たいへん偉大な施設であるのです。
ハワイアンズがある「いわき市」という地域は、激しく浮き沈みを繰り返してきました。
簡単に言うと、
石炭の町として栄える(戦前から戦後)
↓
石油の台頭により石炭産業が没落(1960年代)
↓
炭坑の地下からわき出る温泉を活用した「常磐ハワイアンセンター」オープン(1966年)
↓
入場者数が減少
↓
リニューアルし、名称を「スパリゾートハワイアンズ」に変更(1990年)
↓
バブル崩壊で経営が悪化(1990年代)
↓
常磐ハワイアンセンターを舞台にした映画「フラガール」がヒット(2006年)
という感じでして、「ハワイアンズ」が中心となって何度も苦境を脱してきたのでありました。
現在、運営会社「常磐興産」の経営はそれなりに堅調であるようです。
2009年3月期の連結決算では売上高が543億円。純利益が11億円で、前期比50.5%増でした。
大繁盛のロコモコのお店も、多額の利益をたたき出したのではないか、と思われます。
また、ハワイアンズによる地域への貢献は相当なものです。多くの雇用を創出し、経済波及効果を生み出しているのですから。
ハワイアンズの歴史は、挫折と復活の歴史であるといえるでしょう。地域振興のひとつのモデルともいえるのではないでしょうか。

外観はこんな感じです
【湯浅 泉 (47NEWS編集部記者) のエントリー】
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2009年09月07日
兵庫
お箸でいただく「かつめし」(兵庫県加古川市)
昔の洋食屋さんの味
昭和の雰囲気
濃厚なソース
ラブ度:★★★★

旭食堂の「当店自慢 かつめし」
「かつめし」。“ライス”でなくて“めし”。ソース(たれ)、カツ、ご飯の三層を一緒にすくって食べる。
兵庫県加古川市では“ご当地グルメ”として、とってもポピュラー。地元にはかつめしを出すお店を網羅した地図「かつめしまっぷ」なるものまで発行されてる。その中から今回は「旭食堂」をごあんな〜い。
1936年の創業。壁に貼られた手書きのメニュー、年代物のテーブルとイス。いまも昭和の雰囲気を色濃く漂わせ、食堂という懐かしい響きがピッタリの老舗だ。かつめしをメニューに加えて約30年という。もともとはうどん屋だったが、いまではかつめしが看板料理となった。さっそく、「当店自慢 かつめし」(800円)を注文。
盛り付けは、ほぼカツカレー的なスタイル。ただスプーンでなく、はしが添えられている。そこが“めし”たるゆえん?
カツには濃厚なソースがたっぷりかかっているので、テーブルのソースは不要。付け合わせにはゆでたキャベツとニンジンが。サクッと揚がったカツをはしで口に入れると、甘い肉汁がソースと共にじんわりと広がる。この店のカツは牛肉で、厚すぎず、薄すぎず。ちょうどキオスクで売っているカツサンドぐらいの厚さだろうか。
牛肉は何度かんでもまろやかな味わいがジワぁ〜と残る。といって、味がくどいわけでもなく、その辺が絶妙。新鮮なサラダ油で揚げられたカツは、肉と衣がピタッと密着して口あたりもちょうどいい。大人から子どもまで、世代を問わず親しめる昔の洋食屋さんの味だ。
かつめしは1950年ごろ考案されたという。半世紀を超えた歴史を持つが、加古川など東播磨エリア以外では兵庫県内でも出す店は少ない。また、店によってさまざまなレシピが存在するのも特徴。例えばカツは、牛がポピュラーだが豚や鳥もある。ソースはデミグラス風が多いが、味噌が入っていたり、トマトケチャップ風のものもある。付け合せにはボイルしたキャベツを出す店が多いが、野菜サラダやポテトサラダを添える店もある。地元ではどれも、かつめし、という。問題なのはやっぱり「うまい」か「まずい」かだ。
旭食堂では当初から値段の高いメニューだったそうだが、根強い人気を誇ってきた。テイクアウトに、「かつめし弁当」(800円)もある。
JR加古川駅南口より南へ、寺町商店街を経て、本町商店街を北西へ。徒歩15分。なお、約80店の販売を網羅した「かつめしまっぷ」は加古川観光協会(電話079−424−2170)が作成。2009年版を無料配布している。
【後藤 剛 (神戸新聞社 メディア局デジタル情報部)のエントリー】
「昭和」の香り漂うオムライス(神戸市) 2009年10月05日
【ニッポンのGOHAN 兵庫県関連のエントリー】
のり巻き食べて、やけどした(神戸市) 2007年07月19日 text:いのセント@神戸
【関連サイト】
神戸洋菓子職人-【神戸新聞】
ワンダフルコウベ2009 Website 神戸のおいしい朝・昼・晩-【神戸新聞】
ワンダフルコウベ2009 Website 編集スタッフブログ
場所■兵庫県加古川市本町363-2
店名■旭食堂
電話■079-422-2804
料理■当店自慢 かつめし 800円
営業時間■11:00-19:00
定休日■木曜
地図はこちら
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後藤 剛 (神戸新聞社 メディア局デジタル情報部)
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