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焼き鳥は豚の味 B級の真髄あり

2009/06/29

北海道

焼き鳥の主人公は「豚」。それを疑う者なし

ラブ度: ★★★★★

 

 
室蘭焼き鳥,ジャズ,威勢のいい声

 「煙たい人生を歩いてきたよな」と言った。焼き鳥の串をかじりながら「おい、おいっ、洒落た文句を言うなよ」と返してみたが、なるほど、店の中も外も、紫雲のような煙に満ちていた。

 味な言葉だ。「煙たい人生」。新聞記者稼業なら「煙たがられる人生」だ。が、店主の人生は他人に甘辛いタレの味を提供し、自分は不況を乗り切る塩辛い味の中で生きてきた、というのだろう。

 そんなご託を並べて「ニッポンのGOHAN」で紹介するのが、最近は北海道の中で「室蘭」と言えば「むろらん焼き鳥」とまで知名度を上げた焼き鳥。

 誰でも、鳥肉だから「焼き鳥」と言う。常識の世界が、ここ室蘭では「豚を焼いて」焼き鳥となる。まだ、ある。異名というか、焼き鳥の常識でない3点セット。①豚を焼いて焼き鳥②長ネギではない「玉ネギ」③洋ガラシじゃないと認めない…。

 室蘭じゃなければ食べられない。だから、最近は「室蘭へ行って、豚の焼き鳥を食べよう」となる。数年前まで、来客とのお相手が「小料理屋でも」から「ぜひ、室蘭焼き鳥を」に変わった。精肉、皮、レバー、タン、ハツと人気。タレ味、塩味、亭主の味が加わる。安い、旨い、腹一杯になる。

 常連客にイチゲンさん、誰でも賑わいに参加するが、地元客には「亭主の味」で店を選別する究極のこだわりがある。「煙たくない亭主」と「煙たがれない客」のマッチン・グー・だ。

 地元の常識を、転勤族が焼き鳥の非常識と火を付けてB級グルメ発火。「煙たい人生」を歩んだ地元の名物店「一平」(http://www.e-ippei.com/index.html)が、全国B級グルメ大会でチャンピオンになり、煙たがられる」店主が集まって「焼き鳥逸品会」を結成。

 お土産用の「焼き鳥ゆうパック」を開発。昼用・子供向けに「焼き鳥丼」を生みだし、学校給食やレストランメニューへ。ここまで出来て「ニッポンのGOHAN」に名乗りを上げた。室蘭焼き鳥は札幌へ進出、出身者が東京で開店と全国区へ踏み出す。

 焼き鳥にはジャズがお似合いだ。味の3点セットに店の3点セットもある。レトロな雰囲気の店から①威勢のいい声②肉が焼ける煙③店で流れるジャズ―。不思議な時がある。

 室蘭焼き鳥が「なんで豚なのか」―室蘭焼き鳥史は昭和初期の、戦争の暗い時代へ―軍が食糧増産で養豚を奨励し、皮を軍が徴用し、肉は民間へ。鉄鋼軍需産業労働者が口にしたのは「豚の焼き鳥」という具合。安い道産玉ネギに洋ガラシはオマケらしい。

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酒と焼き鳥で語る人生がある

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「焼き鳥丼」は家庭の味

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室蘭民報社編集局 工藤忞 (くどう・つとむ) |2009/06/29|10:00| コメント (1) | コメントを書く


お店情報

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店名室蘭やきとり・一平本店


住所北海道室蘭市中島町1丁目17番3号
営業時間 年中無休・17時ころから24時(土・日は22時)
定休日年中無休 
連絡先0143-44-4420
値段1本100円前後

<オススメ>焼き鳥


ホームページ■http://www.e-ippei.com/index.html
※ この店舗は代表例として取り上げました。


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