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謎のマスク男のラーメン店、その名も「覆麺」

2008/10/23

東京

ラブ度: ★★★

 

 
ややアッサリ系 サプライズ B級グルメ

ニッポン広しといえど、厨房で覆面の男が働いているラーメン屋さんは東京・神保町にしかないだろう。店の名前は覆面ならぬ「覆麺」。店の前には、デストロイヤーがかぶっていたような白い覆面とラーメン丼が飾られている。文人気取りで古書の街を散策していたわたしは、なんだか挑発されたような気になった。よーし、そのケンカ、じゃなくて、 覆麺とやらに挑戦してみよう じゃないか。

「××××ラ!」。店に入ると、厨房から白覆面の大男がわけのわかない声を張り上げた。キョトンとしていると、覆面男はよく聞こえるように「アンガーラ!」と言い、小さな声で「らっしゃい」と言って小さく笑った。

アンガーラ?  ・・それ何語よ?

わけが分からないまま、券売機にコインを投入すると、こんどは機械から「かかってこい!」と怒鳴られる始末。アントニオ猪木のような声である。耳を澄ますと、店内には「イノキ!ボンバイエ!」と叫ぶ男たちの合唱が流れている。

なんだ、この店は。わっけ分からーん!注文前にカウント・スリーを取られた気分である。

わたしが入店したとき、覆面の男は1人だったが、ふだんは2人いるらしい。女性の店員もいたが、この人はマスクをかぶっていなかった。ふつうの人も働いている! そう思うと、すこし気持ちが落ち着いた。
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「覆麺」という店名とおなじ名前のラーメンが出された。「背脂トンコツ」とか「バリカタ」といった今はやりの九州系ではない。どこか懐かしいアッサリ系の東京ラーメン。黄色い縮れ麺がやや柔らかめに茹でられ、チャーシューもトロトロ。スープは透明系でやや薄味。たっぷり盛られた揚げネギの香ばしい香りが全体をキリっと引き締めている。うまい。うまいじゃん。とってもおいしい!

「ねえねえ、奇をてらった覆面パフォーマンスなんて必要ないくらいウマイよ」

そんな感想を覆面の男に伝えようと顔を上げると、厨房の奥に「日本語は良くわかりません!」という張り紙。謎の覆面レスラーという姿勢を崩さない姿勢に、チャンピオンベルトを上げたくなった。

「ごちそうさま」を言って店を出ると、背中に「アンガーラ!」の大声が突き刺さった。だから何なんだよ、そのアンガーラっていうのは!?

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共同通信デジタル編集部・畑仲哲雄 |2008/10/23|18:00| コメント (8) | コメントを書く


お店情報

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店名覆麺


住所東京都千代田区神田神保町2-2
定休日不定
連絡先なぞ
値段780円

<オススメ>覆麺(という名のラーメンです)


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