豪華!赤貝どん
2008/10/09
宮城
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見た目も食欲をそそる赤貝どん |
ラブ度: ★★★★
最近地元ではなかなか食べられない高級食材の名物メニューができた、というニュースを聞き、宮城県の県都仙台市の南に隣接する名取市の閖上へ行ってきました。
全国の皆さんへの豆知識ですが、閖上は「ゆりあげ」と読みます。全国の難読地名の一つとされています。
高級食材とは、閖上港で揚がる赤貝。昔はいっぱい採れて地元で当たり前に食べていたそうですが、10年ほど前から、人気の料理漫画やテレビの食べ歩きなどで紹介されて一躍有名になり、ほとんどが東京に出回るようになったことや、漁獲量の減少で、地元では食しにくくなったといいます。東京の高級寿司店では一貫の値がかなりするようです。
そんな中、名取市商工会が4,5年前から街の活性化に取り組み、市内の他の地区とともに閖上地区でも、漁協、水産加工業者、花き生産者、産直グループ、飲食店、小売業者などが集まって動き始めました。バスツアーや市を開催し、よそからのお客さんを迎える中で、「閖上をイメージする食べ物って何だろう」「そう言えば、あるようでない」というやり取りがあり、「そうだ赤貝を使って作ろう」ということで、試行錯誤を始めたそうです。
お茶漬け、のり巻き、炊き込みご飯などの候補が出ましたが、最終的に統一メニューとなったのが丼物の「赤貝どん」です。今年6月に創作発表会が行われ、10月から始まった仙台・宮城ディスティネーションキャンペーン(DC)に合わせて売り込みに力を入れています。
「赤貝どん」は、中玉7、8個分の赤貝の身とひもを生で盛り付け、周りにゆでて火を通したツブ貝を置きます。キュウリ、のり、錦糸玉子、酢飯を合わせてどんぶりの出来上がり。これにお吸い物が付きます。
私が訪れたのは港と市場が近い恒寿司さん。25年ほど前に店を始めたと言う相澤恒夫さんが親方です。
赤貝はその名の通り、身の色が赤系統。ホオズキ色という人もあれば、オレンジ色という人もいます。ホッキとは違うし、どことなく上品な淡い色合いで見た目も素敵です。わさびしょうゆで味を加減し、いただきます。
かんだ時にシャキシャキの歯ごたえがあり、食すると甘みが広がります。一緒にのりやキュウリ、錦糸玉子を乗せたご飯を胃の中へ。うーん、満足です。食事に変化を持たせるツブのうまさも存在感があります。美味!
本日のお吸い物は、マグロのハラミを使ったものでした。そのもののだしが効いて、こくのある味わいです。マグロも、まるで肉のような食感と味がして、食べ甲斐があります。
赤貝どんを出すには、随分手間がかかると相澤さんは言います。殻を外すだけで、120個で3時間近くかかるそうです。120個というと、わずか15食分。殻を外して水洗い。キモや子を丁寧に取りますが、殻が付きやすいので、時間がかかります。さらに、塩で振って水洗い、水を切り、盛り付け用に包丁で割くーといった作業が続きます。
相澤さんは「いろいろ試したが、赤貝は火を通すと固くなる。シンプルな刺し身の状態が味も分かるし、一番いい出し方だ」と言います。
赤貝どんの誕生に貢献した名取市商工会の閖上地区長で、閖上地区活性化委員会委員長の伊藤喜光さんも「水揚げ量が多い港はほかにあるが、味では閖上の赤貝が日本一」と誇らしげに言います。
閖上の赤貝どんの提供店は、漁亭浜や、おさかな亭なぐも、美晴鮓、若草寿司、恒寿司の5店。
5店の統一価格は、赤貝どんにお吸い物が付いて2100円。東京の値段を考えると、魅力的なお値段と言えそうです。
このほか、各店であら汁や茶碗蒸しなどをセットで提供するのは自由で、その際の価格は各店ごとに異なります。
赤貝の大玉。筆者のこぶしよりちょっと小さいだけの大きさ
赤貝は7、8月が休漁で、9月から翌年6月まで漁ができます。漁の期間中でも、天候によって船が出ないことがあるので、お店で赤貝どんを出せない日もあります。提供できる日は「日本一の赤貝 ゆりあげの赤貝どん」と染め抜いたのぼりが店の前に上がります。
美晴鮓022(385)2713
若寿司 022(385)0818
恒寿司 022(385)2965
おさかな亭なぐも 022(385)0501
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投稿者
ぐうが@高知 2008/10/10
東北に行きたいけれど、道遠しの土佐人・ぐうがです。
GOHAN@ふらっとA
さま
ありがとうございます。
>赤貝は火を通すと固くなる
んですね〜。それで刺し身でドンと丼に。
つやつやした身が食欲そそります。
噛んだ時の歯ごたえ、舌や口の中での味わいを
想像しただけで、唾液出まくりです。
丼はいいですね。分かりやすいし、お客さんも
赤貝の世界に入りやすい。
で、5店制覇すると「赤貝マスター」に
認定されるんでしょうか?
投稿者
江本 2008/10/13
初めまして、通りすがりの者です。
とっっってもおいしそうです♪
東北には行ったことないので、いつかおいしいもの食べに行きたいなぁ…。
また来ます!!
投稿者
GOHAN 2008/10/14
ぐうがさん、江本さん、コメントありがとうございます。
やっぱり生ですよ、生。火を加える料理の醍醐味もありますが、生で味わうのが素材の最もいい味わいを堪能できるのではないでしょうか。
江本さん、通りすがりに読んでいただいたのは何かのご縁でしょうか。東北はいいですよ。食べるもの、見るところ、いっぱいあります。仙台、宮城ではデスティネーションキャンペーンが始まったばかりです。ぜひ、おいでください。