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ニッポンのGOHAN

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2008年07月28日

神奈川

惣菜20数品食べ放題の極楽藁屋  

ヘルシー 隠れ家 満腹

ラブ度:★★★★

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食べ放題の数々の惣菜

 僕が住む川崎市麻生区片平にはまだ雑木林の山が残り、其の中に萱葺きの農家が一軒ある。櫻屋といって、昼間にうどんやそばを食わす店がある。ご近所の隠れ家のような存在である。
 萱葺き屋根の家で飯を食うのも一つの極楽であるが、櫻屋がちょっと違うのはテーブルの上に惣菜が所狭しと並んでいて、どれも食べ放題であることである。
 注文したメニューが出てくるまでに、4皿、5皿食べてしまう剛の者もいる。僕は上品だから2皿程度でガマンしてうどんやそばに胃袋を残しておくことにしている。%E5%BA%97%E6%A7%8B%E3%81%88P1030294.JPG

 きょうの惣菜を数えてみたら22皿あった。ダイコンとイカの煮物、おひたしが二種類、きんぴらごぼう、キューリの酢もの、昆布とシイタケ、煮ナス、肉じゃが、トマトに枝豆・・・。広角レンズに入りきらないから覚えきれない。
 櫻屋は素うどんから刺身定食までなんでもあるが、カントリー・ヌードル・ショップだからお客はこの季節だとたいてい「ざるうどん」(800円)か「ざるそば」(1000円)しか注文しない。惣菜で腹一杯の幸せ気分になれるから、これは安い。
 しかも惣菜の素材はほとんど近くの畑で採れた野菜。毎日こんなものを食べていたらメタボになる心配はない。
 きょうは“取材”ということで「天ぷらざるそば」を注文した。1800円。高いと思うだろうが、櫻屋の天ぷらは大きなエビが2匹、イカ、キス、野菜とシイタケ、マイタケなどてんこ盛り、どうやったって1人では食べきれない。ふつうは2、3人でやってきて1人だけが「天ぷら・・」を注文して分け合うのだ。%E3%81%9D%E3%81%B0P1030300.JPG

 さて食後は“テラス”でコーヒーかお汁粉が無料で何杯も飲める。きょうは「カキ氷」があったから、それを注文した。もちろん無料である。
 50数年、人間をやってきていろいろな土地に住んだが、こんな店は初めてである。残念なのは昼だけ営業だということである。


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商品 天ざるそば
価格 1800円(税込み)
住所 川崎市麻生区片平1539 044-989-2776
定休日 月曜日と第三火曜日(祝祭日は営業)
営業時間 午前10時半から午後2時まで

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紫竹庵人
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2008年07月21日

鳥取

昆布、鯖、酢飯の絶妙ハーモニー  

ラブ度:★★★★★

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株式会社米吾の吾佐衛門寿し

 あれはもう20年以上も前、新人だった私が鳥取県米子市に出張する前夜のこと。「キミ、明日から米子に出張?だったら、昆布で巻いた鯖の押し寿司を食べてみろ。その寿司には独特な名称があって、それは古風な人名だからすぐ分かる。とにかくうまい、うまいから。ホント、うまいんだあぁ~!」。私の先輩は、謎の押し寿司のおいしさを酒の勢いを借りてひたすら繰り返した。この様子だと、何はともあれ食べてみないと人間関係に亀裂が入ると思った。

 空路で慌ただしく米子入りし、そのまま初日の予定を消化した。先輩おすすめの押し寿司はどこで売っているのか。あれこれ考えながら、ビジネスホテル近くで鮮魚を売りものにしている居酒屋に入った。適当に刺身を頼んでみて驚いた。「米子って、魚がこんなにおいしいところだったのか・・・」。これなら探している謎の押し寿司も期待できそうだ。居酒屋の店主は頑固そうな顔つきだったが、思い切って聞いてみた。すると「古風な名前?昆布で巻いたサバの押し寿司?ああ、それなら吾佐衛門(ござえもん)寿しだろ。普通の店にはないよ。駅弁だからな。明日の朝にでも駅前の売店に行ってみな」と、意外にあっさりと教えてくれた。神秘のベールに包まれたその寿司の名称は『吾佐衛門寿し』だった。そしてそれは、駅弁だったのである。

 翌朝、駅前の売店で吾佐衛門寿しを購入、昼の弁当として取材先で食べた。「う、うまい!こ、これは凄い押し寿司だ!」。脂の乗った鯖が上品な味の酢飯に大胆にからまり、これまた見事に調理された昆布が美味しさを下支えする感じ。“口福”とはまさにこれ!以後、米子での昼飯はずっと吾佐衛門寿しだった。

 おいしかった記憶とともに帰京し、忙しさの中で記憶はいつしか思い出になった。あるとき、会社の同僚に鳥取県出身者を発見。彼が里帰りするとみるや吾佐衛門寿しを買ってくるよう強要し、あの味を何度か楽しんだ。そして最近、米子を再び訪れるチャンスに恵まれた。さっそく駅構内で2人前を購入。その日の夕食は外食せず、ホテルの部屋で吾佐衛門寿しを食べようと決めていた。

 パック、そして竹の皮を開けると、昆布で包まれた寿司の太く長い姿が。それを食べやすい大きさに切る。すると、むっちりとした肉厚の鯖、そして光拓のある酢飯があらわれ、食欲をそそるのだ。味の良さは言わずもがな。昆布、鯖、酢飯のどれが欠けても、このおいしさは出ないのではないか。一見単純なようで、丁寧に手間暇かけて調理された食材の調和の妙が楽しめる。

昆布は北海道・道南の産。鯖は厳冬期に日本海沖で獲れる天然サバで、酢飯は地元米のヤマヒカリ。調理は全て、丁寧な手作業によるものらしい。

 吾佐衛門寿しは江戸時代、米子の回船問屋を経営していた米屋吾佐衛門の妻が考案した船子たちのための弁当だった。鯖を酢飯の乗せ、それをワカメで包んでいたようだ。それが現代では、ワカメの代わりに昆布が使われ、味が洗練され、船子ではなく旅人や多く人たちに口福をもたらしている。私がはじめて食べた20年以上前は“知る人ぞ知る”駅弁だったが、全国的に有名になった今では土産物、贈答品としての需要がずっと多い。

 吾佐衛門寿しを製造・販売している『株式会社 米吾』は、ホームページで通信販売も行っている。また、47NEWSの兄弟サイト「47CLUB」からも購入できる。都内では有名デパートでも購入できるようだ。鯖を使った定番の他にも、鱒や蟹、あるいは鯖をスモークして洋風の味付けをしたバージョンもある。私は定番の鯖を通販で注文することにした。仕事が休みの日に、一杯やりながら吾佐衛門寿しを味わうのは最高の贅沢だ。次回は蟹バージョンに挑戦してみよう。


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商品■米屋 吾佐衛門寿司(鳥取県米子市)
値段■1,470円から
株式会社 米吾ホームページ■http://www.komego.co.jp/gozaemon/

地図はありません。

YokohamaのSue-Chan
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2008年07月14日

岐阜

各務原キムチのキムチいい辛さ、手作りサンド  

美肌やダイエットに 家族向き 当時で絶賛

ラブ度:★★★★

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2ヶ月前に、パワーアップした各務原キムチサンド

 ふわっーと焼き上がったパンにキムチがどっさり「うわっー、これは強烈!」
学びの森で遊んだ帰り、各務原市内にある「ひこいち堂」で見つけた各務原キムチを使ったパン「キムチサンド(230円)」・「豚キムチパン(180円)」・「チーズキムチパン(150円)」。

 キムチパンは、ひこいち堂(蘇原瑞穂町)のオーナー・横山一彦さん(54歳)の手作り。パン生地づくりから具材の仕込み、一個一個丁寧に形を整えうっすらふわっーと焼き上げる。隠し味のマヨネーズがキムチの辛さに更に深みを出す。
 キムチサンドは、パンの真ん中にサニーレタスでキムチとスライスされた豚を包み込んでいる。一口かじると、ふわっーと柔らかくきめ細かく軽い食感。強烈なキムチのにおいは抑えられ、パンの甘い香りが何ともいえない。しかし、口の中で舌が「キタキタ、キター」。
キムチ風味が強くピリピリと・・・。これがまさしく唐辛子の辛さなのか。
キムチの水分が抑えられてべた付かない。また野菜の甘みとマヨとの相性も抜群だ。
豚キムチパンは、パンの上にたくさんのキムチ・豚角煮を載せ、その上からマヨ・青海苔がいっぱい。見た目はお好み焼きピザ風。食べると、これがしっかりキムチが主役を張りピリ辛でうまい。
じっくり煮込んだ豚角煮の味も溶ける脂の甘さと隠し味のマヨが効いてとてもマイルドだ。

チーズキムチパンは、ふわふわの丸いパンで見た目はクリームパンのようだが?kimuci2ShowImage%282%29.jpg

かじると、なんと中にぎっしりキムチが入っていた。チーズにはさまれたキムチは意外にもよく合い辛さも効いてグッド。キムチとのバリエーションと食感がたまらず、持ち帰り用で各2個ずつ購入。

 手作りの味を求めて脱サラから1年間専門学校で学んだ横山さん。4年前から店を開いている。半年後、市から「各務原キムチ」を使用したものをと、話が来たのがきっかけ。しかし、パンとの相性はよくなく2ヶ月試行錯誤して作り上げたのが「キムチサンド(2ヶ月前に改良)」。翌年に「豚キムチパン」。翌々年に「チーズキムチパン」を販売。各務原キムチは地元の業者から仕入れパンの種類に合うキムチに加工するのに30分から3時間かかる。野菜は自宅で祖父の手作り無農薬野菜。豚角煮は2時間かけて煮る。小麦粉はパンの種類で使い分けスパイスを注入する。添加物や化学調味料は一切使わず、小麦の味を引き出す水は天然水(高賀の水)で生地をこしらえて仕上げるこだわりのようだ。

 岐阜県南部に位置する各務原市に市民の憩いの市民公園がある。「冬のソナタ」に登場する並木道やドラマに使用されたベンチに座るとヨン様気分でドラマを思い出す。そんなのどかな場所で育った野菜と天然水にも「安全・安心をモットーに、親しみのあるパンを」と横山さん。キムチは美容やダイエットにいいと聞くが、この店のキムチパンならキムチ(気持ち)よく気軽に焼きたてを頂ける。天井が高く、木のぬくもりがする準和風の空間でゆっくりといかが。


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お店■ひこいち堂
場所■岐阜県各務原市蘇原瑞穂町2-69-1
電話/FAX■058-389-7812
営業日■10:00~19:00(各30個の限定販売)
定休日■毎週水曜日、第4火曜日

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アマデウス@岐阜
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2008年07月07日

東京

ハム子の復帰を待ち続けた下町のウィンブル丼  

ちょいコッテリ サプライズに 毎月食べたい

ラブ度:★★★★★

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これが下町のウィンブル丼だ!

下町洋食キッチントキワの名物ウィンブル丼は、ハムカツにハヤシをかけたシンプルなどんぶりである。カツは、ロースハムが4枚重ねでカラっと揚げられ、まろやかでコクのあるハヤシと見事にマッチしている。学生や若いサラリーマンが喜びそうなメニューだ。それにしても、なんで「ウィンブル丼」などという珍妙な名前がついたのか。

 「ウィンブル丼」は生まれて12年前になる。それまでは「ハムカツ・ハイカラ丼」という名前だった。「ハイカラ」というのはハヤシをかけたどんぶりの意味で、ハムカツのほか、トンカツやメンチカツ、エビフライなどのハイカラ丼が存在した。このうち「ハムカツ・ハイカラ丼」だけが「ウィンブル丼」と改名された。きっかけは、2代目店主・保坂厚さん(61)が新聞のスポーツ面の見出しを見ていて「これだ!」とひらめいたことだ。

 そのころの新聞は、伊達公子選手の活躍もちきりだった。スポーツ面には連日のように「伊達公子勝つ」の見出しが踊り、日本選手で初めてウィンブルドンに決勝進出するのではないかと大きな期待がかかっていた。ウィンブルドン。そして公子。この2つの言葉が、保坂さんの脳に化学変化を起こした。

(1)公子の「公」の文字は「ハ」と「ム」でできている
(2)ハム子がウィンブルドンで勝っている
(3)うちのハムカツ・ハイカラ丼をウィンブル丼にしてハム子選手を応援するぞ!

 そんな保坂さんのダジャレ精神から生まれたウィンブル丼だが、肝心の伊達選手が96年のウィンブルドン選手権で大活躍したあと引退してしまった。つまり、キッチントキワのウィンブル丼の12年は、伊達選手を応援できない12年だったというわけだ。

 しかし、である。

 驚くべきことに、伊達選手はことし2008年に37歳で現役カムバック。3月に有明コロシアムで行われたエキシビション戦でグラフやナブラチロワを下して世間をあっと言わせ、4月のカンガルーカップ国際女子オープンではシングルス準優勝、ダブルス優勝! 東京有明国際女子オープンシングルスで優勝。なんと、ハム子が勝っているのだ!

 「待ったかいがありましたよ」と一方的にエールを送り続ける保坂さん。下町の小さな洋食さんに、伊達選手が食べにくる日は・・・きっとある!!


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値段■950円(ウィンブル丼)
店名■下町洋食キッチントキワ
場所■東京都中央区湊3-12-7
電話■03-3552-4081
定休■日祝

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共同通信編集局デジタル編集部デスク・畑仲哲雄
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