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特産の梅を応援する料理店

2008/06/09

宮城

梅スパゲッティ

ラブ度: ★★★★★

 
ややしょっぱ ややスッパ 食欲増進

 宮城県南の角田市は「梅花の里」、梅の産地として知られている。地元のみやぎ仙南農協東部営農センターによると、梅が特産として位置付けられるようになったのは、ひょんなきっかけからだったらしい。1972年ごろ、果物のナシの商談に来た生協の産直担当者が、農家でたまたまごちそうになった梅干しが大変おいしくて感激し、梅干しの取引がそこから始まったという。角田市の梅干しの特長は昔ながらのしょっぱさと酸っぱさ。その一本筋の通った直球勝負の味が産直担当者の目(舌)にとまり、消費者にも受け入れられたというわけだ。

 梅干しといえば、小さいころから食卓にあって付き合いが長い。なかでも、高校時代の弁当、大学時代の寮生活でとてもお世話になった。運動部で汗を流し、食欲おう盛だったころだ。高校時代、昼休みじゃなくて、3時間目と4時間目の間の休み時間に食べてしまった、ドカベンの真ん中に梅干しを置いた日の丸弁当。大学時代の学生寮は2食付きだったが、朝食はどんぶりご飯と味噌汁、漬物、夕食はおかずが一皿加わっただけの、極めて質素な食生活だった。寮生の仲間は、自分で生卵やふりかけ、梅干(そのほかに、アルバイト代が入った時は豪華なおかず)などを持ち込んでいた。
私にとって、家から送られた自家製で瓶詰めされた梅干しは貴重なおかずだった。あのころは、胃袋が今よりずっと大きかったたんだろうな。梅干しがあれば、何杯もおかわりできた。
 それに、日程や行き先によって異なるが、登山や海外旅行で梅干しをザックや旅行バッグに入れて歩いたこともあったけ。

 さて、角田市では梅料理研究会が活動し、料理店のメニューに梅の料理があると聞き、5月の天気のいい日、食べにいった。

 まずは、梅料理研究会の代表を務めている斎藤陽次さんが経営する喫茶たまや。メニューは梅スパゲッティだ。 梅干しの果肉を白ワインで溶き、キノコ、隠し味のニンニク少々とともにパスタに絡めながら炒めて作る。皿に盛ったら、青ジソとノリをのせて出来上がり。
 シンプルに梅の味と香りが伝わってきて、おいしくいただいた。梅干しの存在感が強く、梅本来の味わいを堪能できる。以前、どこかで食べた梅入りの和風スパゲッティとは梅のアピール度が違っていた。
 斎藤さんは「研究会発足まで、うちの店のメニューに梅スパゲッティはなかった。会のメンバーで集まり、話し合い、試行錯誤して梅スパゲッティにたどり着いた」と振り返る。
 続いて、かねまる食堂の中華そば・梅ごはんセット。梅ごはんは梅干しの果肉を刻んでご飯に絡めたもの。どんぶりのご飯全体がうっすらと赤く染まり、梅の果肉がバランスよく絡んでいる。ご飯の上には、ゴマがふられ、味わいを引き立てている。%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E3%81%9D%E3%81%B0%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%20IMGP0497.JPG

 中のほうも含め、どんぶりの中のご飯全体が赤く染まっているので、梅干しを絞った液を使ったのかと聞くと、「刻んだ果肉を交ぜただけです」との答え。梅干しの刻み具合、ご飯との絡め具合に、技があるらしい。
 梅とご飯は相性がよく、お握りでも何でも食欲がわくが、かねまる食堂のメニューは、また一段と食欲をそそる一品だ。
 念のためだが、中華そばには梅を使っていない。梅干しも中華そばのめん、メンマ、チャーシューも自家製が売りの一つでもある。

 梅料理研究会は1998年、市農業振興公社の呼びかけで結成された。最初は3店舗でスタートし、現在は中華料理かんの、喫茶たまや、焼肉レストラン胡椒亭、梅寿司、かねまる食堂の5店舗が加盟している。

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GOHAN@ふらっとA |2008/06/09|11:55| コメント (4) | コメントを書く


お店情報

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★梅スパゲッティ
店名:喫茶たまや
場所:宮城県角田市
電話:0224 -63-1047
営業:午前10時~午後8時。 休業は不定休
値段:600円

★中華そば・梅ごはんセット
店名:かねまる食堂
場所:宮城県角田市
電話:0224-62-1163
営業:午前11時~午後7時。 定休日は月曜
値段:700円(ミニ中華そば・ミニ梅ごはんセットもあり、こちらは500円)


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