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2008年04月28日
滋賀
歯間に思い出、サラダパン
カルトな人気
サプライズ
土着風
ラブ度:★★★★

コッペパンの中は
「たくあん入りのコッペパン」という意外性が受け、いまや人気は全国級に
なったサラダパン。一度、試食してみるべく、琵琶湖の北にある町へ買いに出か
けてきました。
このパンを販売する「つるや」があるのは滋賀県木之本町。往時の面影をしの
ばせる旧北国街道沿いに面しています。街道自体はひっそりしているのですが、
周囲には住宅街が立ち並んでいるほか、学校も近くにあるため、なじみのお客さ
んがちょこちょ出入りしているのが伺えます。
さてお目当てのパンは、印象的な黄色の包装に包まれて、入り口近くに積まれ
ていました。お店の人に聞くと、卸しているスーパーなどを含めれば、1日
100個前後は販売されているとのこと。
さてパンを買い、封を開けて取りだします。見た目は、いたって普通のコッペ
パン。切込みがあって、それを広げてみると・・・、マヨネーズと和えたたくあ
んが現れました。ちょっとドキドキしながらパンをほおばります。
たくあんならではのシャリシャリした食感ですが、思ったほどその臭さはな
い。たくあんらしき塩っぽさはありますが、むしろ別の具を食べているかのよう
な感覚です。想像していた以上にあっさりしているので、お腹が空いていたせい
もあってか、2つ目もペロリと食べてしまいました。
このパンは
誕生から、およそ50年。それだけの間、販売されてきたということは、決してゲテモノ
ではなく、地元の人たちに愛されてきたことにほかなりません。ちなみに木之本へは
06年10月、JR北陸本線の直流化で、京阪神から直通の新快速も運行されるように
なり、アクセスが便利になりました。
帰りの車中、歯の間に挟まったたくあんのかけらが舌の上に現れ、サラダパン
の思い出もより深いものになりました。春の湖北路散策のお供にいかがですか?
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こめせん
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2008年04月21日
北海道
北海道みやげは珍味なキャラメル
カルトな人気
サプライズに
罰ゲームに
ラブ度:★

インパクトありすぎ。とくにジンギスカン!
北海道のGOHANライター〈まあく@蝦夷〉さんが東京に出張したときのこと。久しぶりの再会に「やあ!」と笑顔を向けた私に、彼は紙袋をヌーっと差し出し、挑発的な含み笑いをした。袋に入っていたのはキャラメルである。しかし、ただならぬキャラメル・・・・ほとんど反則技といえるような商品であった。
(1) ジンギスカンキャラメル(北海道グルメフーズ)
北海道民はキャラメルが好き。北海道民はジンギスカンが好き。だからこういう商品が生まれても、北海道民は驚かないのだろう。
紙パッケージには、ジンギスカン鍋の写真がデザインされ、「この写真はイメージです」「この商品はジンギスカン風味のキャラメルです」という注意書きがあった。そこまで丁寧に説明しないと、「羊肉が入ってないぞ」と怒る北海道民がいるのだろう。
箱を開け、一粒取り出す。黄色っぽいキャラメルである。肉のにおいはしない。おもむろに口に含む。と、その瞬間、なんともいえない脂っぽいにおいが口の中にモヤーンと広がる。目を閉じると、〈まあく@蝦夷〉さんがニタニタしている顔が浮かぶ。ふと、心の片隅に殺意が芽生えた気がした。
(2) 男爵キャラメル(DS道南食品)
先ほどのキャラメルでささくれ立った気持ちを癒してくれたのがコレだ。「北海道産男爵いも100%使用」が謳(うた)われていて、男爵いもがてんこ盛りのパッケージもアッサリしていてなかなかよろしい。一粒口に含む。イモだ。ジャガイモだ。噛めば噛むほど、おジャガのフレーバーが口の中を満たす。うまい。なんてうまいんだろう。わが家で作るクリームシチューの隠し味に、このキャラメルを使おう・・・・ いや待て、先にジンギスカンを食べていなかったら、こんなにありがたみが沸いただろうか。
(3) サッポロビールキャラメル(メルシーML1)/北の誉キャラメル(北海道観光物産興社)
この2種類のパッケージには、「サッポロビール黒ラベル」と「北の誉」のラベルデザインが施され、「キャラメル」の文字がなかったら、ちいさな缶や瓶が入っていると勘違いしそうだ。製造過程でアルコールは蒸発している。子供が食べても大丈夫らしい。
職場の女子にビールキャラメルを試してもらったところ、「うわー、まんまビールだよ!」と一瞬、うれしそうな顔をしたのに、3分後に「うわー、あまいビールだよ!」と言って困った顔をした。よくできている。日本酒キャラメルのほうは、コメこうじの風味がモワ~ン。なんだか酒かすを口に頬張ったような錯覚を覚えた。
ちなみに、ジンギスカンキャラメルを、別の知人に食べさせせたところ、神妙な顔をしてポツリと言った。「なんだか、ガンダムの味がしますね」。ガンダムのプラモデルを箱から開けたときのニオイだという。ちょっと気の毒になったのでジンギスカン風味だと教えてあげると、「おおお、なるほど、なるほど。ジンギスカンだ!」と安心してモグモグ食べていた。・・・こういう人間には効果がない。
商品■ジンギスカンキャラメルなど4種
値段■100円~200円
場所■北海道のおみやげ品店などで売られている
地図はありません。
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あるっく@江戸
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2008年04月14日
東京
江戸前のはるか南の島の寿司
カルトな人気
ヘルシー
土着風
ラブ度:★★★

コロッと島ずし
にぎり寿司、押し寿司、ちらし寿司、稲荷寿司、巻き寿司、回転寿司。
ニッポン全国、寿司浦々、すしもいろいろ、ネタもいろいろ、ついでに人生もいろいろ。中でも、にぎり寿司は「江戸前寿司」と呼ばれて、ニッポンの寿司の代名詞になっているのはご存じの通り。
「江戸前」とは、元々は「江戸城前」の意味で、品川沖で捕れた魚のことを指していたようだが、近年では範囲も広がり、東京湾で捕れた魚を「江戸前」と言うようになったとWikipediaには載っている。その江戸前から290Km下った、はるか南の太平洋上に、ひょうたんの形をした八丈島がある。大島、新島、三宅島、八丈島と点々と続く島は伊豆諸島と呼ばれる。頭に「伊豆」はつくが、れっきとした東京都の島。自動車は「品川」ナンバー、衆議院の選挙区は「東京3区」である。
八丈島の郷土料理に「島ずし」がある。
八丈島と聞けば、江戸時代は罪人の流刑地として「鳥も通わぬ」とうたわれた絶海の孤島。北町奉行、遠山の金さんに桜吹雪を見せられ「終生遠島を申しつける」と宣告されなければ行けなかった島だ。そんな島の周囲で捕れた地魚を醤油漬けにして握った寿司が「島ずし」である。島では手に入らなかったわさびの代わりに、ねり辛子や唐辛子を使ったという。醤油漬けにしたネタの色から「べっこう寿司」とも呼ぶようだ。島の気候や食料事情に合わせて作られた郷土料理の寿司といえる。
現在の八丈島は、色とりどりの花が咲き、マリンスポーツと温泉が楽しめ、豊かな自然があふれる亜熱帯の観光地になった。八丈島へのアクセスは船か飛行機。浜松町の竹芝桟橋から夜10時発の東海汽船に乗れば12時間後に着く。羽田空港からジェット機に乗れば約45分で着く。八丈島に渡って本場の「島ずし」を食べるのもよし。八丈島に行かなくても都内には八丈島料理の店がある。新鮮な地魚の醤油漬けをコロッと握った江戸前のはるか南の「島ずし」や天ぷらにした「明日葉(あしたば)」はうまい。
場所■東京都葛飾区新小岩1-42-2
店名■源八船頭 新小岩店(八丈島あしたば料理)
電話■03-3651-1881
営業■17:00~23:00
定休■日曜
地図はこちら
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江戸っ子ヒロ
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2008年04月07日
和歌山
まったりとウツボのフルコース
お酒と一緒に
カルトな人気
土着風
ラブ度:★★★

ウツボと山菜の天ぷら(手前)、ウツボのたたき(右奥)、ごま豆腐
「海のギャング」と呼ばれるどう猛なウツボ。見かけはグロテスクですが栄養豊富で、西日本では広く食されているそうです。今回は和歌山県新宮市のウツボ料理店「やはま」でフルコース(8品、3675円)をいただきました。コラーゲンたっぷり。まったりとした味は、その外観からとても想像できません。
店主の矢濱士朗さん(71)は三重県尾鷲市の出身。ウツボ料理店を開いて43年になります。紀伊半島の滝をビデオ撮影するのが趣味で、和歌山県や三重県、奈良県の滝にとても詳しい方です。この日は、わたしが事務局をしている熊野古道にまつわる団体の交流会。和歌山県や三重県、名古屋市などから語り部(観光ガイド)や古道ファンが集まりました。
コース料理の内容は通常、白身ごまあえ、皮ポン酢仕立て、たたき、天ぷら、茶わん蒸し、ごま豆腐、めはりずし、みそ汁ですが、この日は何と、皮ポン酢仕立ての代わりに生きたシロウオが出てきました。躍り食いです。早春、シロウオが捕れる季節だけのサービスだそうで、一同、大喜びです。
シロウオは体長2~4センチぐらいのハゼ科の海水魚で、体は透き通っています。和歌山県内では2、3月、産卵のため川をさかのぼる所を大きな網を仕掛けてすくい上げます。やはまは、新宮市のお隣、那智勝浦町から仕入れているそうです。テーブルに出されたシロウオは、小鉢の中で元気に泳いでいます。これを小さな網ですくい、透明のグラスに移します。そして3倍酢を少したらすと…。パニックになったシロウオはピチピチと飛び跳ねます。ここで情けをかけてはいけません。「クッ」と一息に飲み干します。のどの奥をシロウオが通過していくのが分かります。それでは、シロウオはどんな味がするのでしょう。意地悪をして、かんでみました。コリコリとした食感。ごめんね。口の中にほろ苦さが広がります。ちょうど、フキノトウやタラの芽といった、春の山菜に似た味。まさに早春の味覚です。
話を主役のウツボに戻しましょう。ウツボは小骨が多く、しかも1本1本が硬いので、下ごしらえが大変だそうです。乾杯のビールをのどに流し込んでから、まずは白身の塩・ごま油和えを一口。コリコリと歯応えがあり、こくのある濃厚な味です。ごま油が臭みを消しています。刺し身にするのは尾の部分だそうです。タタキは、焼いた皮の香ばしさ、皮と身の間のゼラチン、そして弾力のある身をポン酢で味わいます。揚げたての天ぷらは異次元の食感です。香ばしくてもちもち、口の中全体にねっとりとからみつくような歯応え…。さっぱりとした山菜とのコンビネーションは抜群です。茶わん蒸しやみそ汁もウツボのだしがきいて、とてもこくのある味わいです。
テーブルの上には、熱かんのお銚子(ちょうし)がどんどん横になり、夜が更けていきます。
場所■和歌山県新宮市別当屋敷町5-3
店名■やはま
電話■0735-22-4064
料理■うつぼコース
値段■3,675円(8品)
時間■午後5時~11時
定休■毎週水曜
地図はこちら
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マンボウ@紀州
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