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ニッポンのGOHAN

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2008年02月25日

東京

「くさや」の風味は最高!  

においが強烈 カルトな人気 敵が多い

ラブ度:★★★★★

kusaya_01.jpg
唐辛子入り焼きくさやのパックを開封して皿に並べた。
島焼酎も用意した。いざ!

 うしろ指をさされるかもしれないが、実は「くさや」が好きなのです。関東以外ではなじみのない「くさや」はムロアジやトビウオの干物。東京都伊豆諸島の歴史ある名産品で農林水産省の郷土料理百選にも選ばれた。普通の干物と違うのは独特のにおいと風味をもつところ。それがなま易しいものではないため、多くの人に嫌われてしまう悲しい干物。この風味がくさや愛好者にはたまらないうまさなのだが、なかなか理解が得られない。

 「くさや」の製造は伊豆諸島でも特に新島と八丈島が本家筋のようだ。新島産は風味が強く、それに比べると八丈島産はソフトだという。若いころ、ダイビングで伊豆大島に行き、初めて出会った「くさや」に一目ぼれ、今でも心変わりしてない。八丈島ではウエットスーツのまま、くさや工場を見学した。誰も入りたがらないくさや液の水槽がある部屋で、くさや液につけてある素材の青ムロアジまでのぞいてきた。それほど「くさや」が好きなので、個人的には☆5つの評価だが、ミシュランなら間違っても選ばないだろう。

kusaya_02.jpg 本当は姿かたちのある「くさや」の焼きたてを食べたいのだが、家庭では諸般の事情がそれを許さない。最近は「焼きくさや」のパックや瓶詰めで我慢している。これなら焼かなくてもいいのだ。うしろ指もさされない…と思う。ちょっと悲しいけど仕方がない。

 わが家でパックの封を切り、皿に移したら、女房に「なーに、それ!」と険悪なことばを投げつけられた。ふた付きの容器に移し替えるように命じられ、食べるときだけ、ふたを開けて、取ったらすぐ口に入れ、直ちにふたを閉めるようにと申し渡された。島焼酎(伊豆諸島産のいも焼酎)をグビッと飲んで、ふたを開けて「くさや」を一口放り込み、すぐにふたを閉じる。大の男が「コソ食い(コソコソ食べる)」というのも情けない。

 でも、そんなの関係ねぇ。何を言われたっていい、迫害されたっていい。これ、うまいのですよ!

 昨年、農林水産省の郷土料理百選で、東京は「くさや」が選ばれた。「くさや」好きには追い風である。女房にメジャーな食材として認知させれば、堂々と食べられるかも…と思うが、前途多難だろうな。


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クサヤムロ(ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑)
http://www.zukan-bouz.com/aji/muroaji/kusayamuro.html
伊豆、小笠原諸島を強力プッシュ(47NEWS:てくてくjapan)
http://www.47news.jp/topics/techtech/2008/01/post_138.php
東京愛らんど(特産品ショッピング)
http://www.islands-net.metro.tokyo.jp/shopcart/index.html
農山漁村の郷土料理百選(農林水産省)
http://www.rdpc.or.jp/kyoudoryouri100/index.html

地図はありません。

江戸っ子ヒロ
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2008年02月18日

岐阜

朴葉みそ弁当は、アツアツが絶品  

美白効果 当時で絶賛 毎日食べたい

ラブ度:★★★★

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ヒモを引っ張って5分--アツアツの「飛騨牛入りほう葉みそ弁当」

駅弁は冷めたものばかりではなく、 アツアツもある!

岐阜県高山市 へ散策に出掛けた。美しい北アルプスの山々に囲まれた飛騨地方の食生活で智恵から生まれた昔ながらの郷土料理に朴葉みそがある。みそは、タンパク質やビタミン、食物繊維を多く含みコレステロールを抑制し、美白効果があるという。帰りにJR高山駅構内売店の隣りにある店「駅弁の金亀館(キンキカン)」で、アツアツの駅弁があることを知った。「アツアツ飛騨牛入りほう葉みそ弁当(1050円)」を買って電車の中で食べたら、これが実においしかった。

金亀館は、昭和9年高山本線が開通したころに駅弁の店を始めた。もとは歴史と格式ある高山城主金森家の下屋敷で料亭を営んでいた明治初期という。垂井博美さんがアツアツ弁当を考案し、3年の期間を経て昭和62年4月に発売された。しかし、度重なる問題を越えて何度もリニューアルされ現在の形の商品になった。また、平成16年社長(垂井政機さん)就任後「ほう葉みそ弁当」に飛騨牛を入れ「飛騨牛入りほう葉みそ弁当」で販売した。朴葉の葉は、枯れているものではなく青い葉を使っている。みそは、二種類のみそと調味料をブレンドして1時間じっくりと練り上げた独自味噌に一度熱を加え冷ましたものを使う。飛騨牛は、厳選した肉を自家製ローストビーフに調理したものを使うというこだわりである。

ちょっと大きめの「飛騨牛入りほう葉みそ弁当」には、引っ張るヒモが付いている。このヒモを引っ張ると、弁当の中からジューと聞こえてきた。そして、蒸気のようなものが器から出てきてビックリ。

これは、お酒のアツカンの原理と同じように発熱体が底に入っている。生石灰と水が化学反応を起こし蒸気の圧力で弁当を温める。懐かしの蒸気機関車を思い浮ぶ演出には参った。

待つこと5分。

20080218_misobento_02.jpg包みの箱のテープを手でちぎり、チラシ下には手拭と箸とホークスプーンがのせてある。ふたを開けると、何ともいい朴葉とみその甘い香りがなんともたまらない。朴葉の下のシートを持ち上げて、ふたの上にのせていただく。

朴葉の上にある飛騨牛もしっかり火が通っている。お店独自の特製みそも甘い香りでさっぱりしている。これをネギと絡ませてごはんの上にのせていただくと何とも最高-いくらでも胃袋に入りそう。そして、みそを肉につけて口の中へ。しっかりしたかみごたえあるみそ味が利いてうまーい。

ゴボウ、肉厚のシイタケ、タケノコ、シメジ、山菜(ワラビ)、ガンモドキ、杏子も入って盛りだくさんでおいしかった。

美しい自然に恵まれた飛騨高山は、江戸時代の風情を今に伝える古い町並みや建物がある。また昔から庶民のタンパク源とされたみそ料理など「高山らしさを」モットーに見立てを良くして愛情こめて造るという弁当は、深夜1時から毎日仕込むというから気合が入る。飛騨牛が入ってさらにグレードアップされたこの弁当は、ほんとにお買得だ。


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店 名■駅弁の金亀館
住 所■岐阜県高山市昭和町1丁目(JR高山駅構内売店)
電話/FAX■0577-32-0184(代)/0577-33-7316
営業日■ 7:00~19:00
定休日■年中無休    
公式サイト■http://www15.ocn.ne.jp/^kinkikan/

地図はこちら

アマデウス@岐阜
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2008年02月11日

宮城

伊達な城下町で見つけたこれぞ日本の昼飯  

当地で絶賛 愛情たっぷり 毎日食べたい

ラブ度:★★★★★

osaki_hirumeshi_01.jpg

昨年秋に定食初登場の「カサゴ(笠子)」はイカツイ顔ながら、

脂身のある白身は美味。なんとびっくりは丸ごとから揚げで登

場!この日は「めかぶときゅうりの酢物」と「岩出山油揚げとぜ

んまいの煮付け」が添えられ充実ごっつぉさんは950円なりぃ~

 こんにちは、たけっちです!

 大崎市の岩出山地域は、宮城県の北西部にあって、東はたけっちも住む古川、西は昨夏に日本の温泉・東の横綱(旅の手帖)に選ばれた鳴子温泉と隣接する。町の中央には北上川に注ぐ江合川が流れ、流域に発達した集落は江戸の昔から稲作の産地だ。地域名の岩出山は、24歳でこの地に移ってきた伊達政宗に由来する。政宗は秀吉の圧力で米沢城を明け渡し、領地を没収され、度重なる一揆で荒地となっていたこの地域に仙台城を築くまでの12年間を、岩出山城を拠点に世の動静を睨んでいた・・・(ざっくりと歴史を端折ってしまいましたが)。

osaki_hirumeshi_02.jpg 現在でも城下町の雰囲気が残り、伊達家にまつわる史跡も残っていて、東北でも数少ない「小京都」に指定される大崎市岩出山地域(旧岩出山町)は、僕の庭ともいえる営業エリア! 悠久の歴史を感じる岩出山でみつけた「これぞ日本の昼飯」に、僕はこの地で勤務してから魅了され続けている。

 岩出山城址・城山公園のそばに【キッチン食堂 城山】はあります。近くには国の史跡名勝に指定されている「有備館(日本最古の藩校建築)」や地酒「もりいずみ」の酒蔵もあり、城跡を囲むように流れる川の風情が素晴らしい場所です。開店して44年となる食堂は、さまざまな変遷を経て自宅庭に建て増したもので、現在のオカンが2代目。初代オカンも元気に店を手伝っている。

 地モノにこだわった4種類のおかずが自慢の定食は、毎日メニューが変わる。見事な味付けとともに主菜と副菜に分けられ自作の器に盛られ、定食のお米は大きな竈戸(かまど)で愛情こめてじっくり炊かれた地元産のササニシキ! 一粒一粒の輝きと歯応えがあります。osaki_hirumeshi_03.jpg

 ご飯をサポートするお味噌汁は、伊達の時代にも献上品として重宝された岩出山味噌。仙台味噌同様に赤と白の合わせ味噌で、素朴な麹たっぷりな味わいの田舎味噌だ。三陸の海藻類や山のキノコや季節の野菜を美味しく包んでくれる汁はまさにおふくろの味! 内陸地でありながらも歴史的な交通の便の良さから、三陸で水揚げされる魚料理もたびたび提供される。

 100万都市・仙台でもこんなに手の込んだ、バランスのとれた定食が気軽に食べられるお店って、そう多くありません。専門的なことはよく分かりませんが、オカンの上品な味付けは家庭的なものというより、かつて上方で味わった京風の小料理屋テイストを思い出す。少なからず「伊達の城下町」や「みちのく小京都」であることの自負が料理に込められていると思うのは、僕だけだろうか・・・

 そんな理屈抜きに、「今日の大根はうまいよぉ」とか「いい魚が入ってるよぉ」と、無邪気に目を輝かせるオカン。とりたてて名物だとか、高級で珍しいものを食べるのではなく、どこか懐かしい温かみのある素朴な定食。手が届かない、産地がどうとかの高価なブランド素材も日常の食事では関係ない、毎日でも通って食べたくなるオカンの手作り昼飯。「日本の昼飯」の原点を、政宗も住んだこの町で出会いました。

 「オカン」という表現は東北地方では使われないが、たけっち氏は一時期、関西に暮らしたことがあり、この表現を好んで使っています)


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店名■キッチン食堂 城山
場所■大崎市岩出山字二ノ構6
電話■0229-72-0356

地図はこちら

白河以北たけっち
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2008年02月04日

青森

不思議な味のハーモニー「つゆやきそば」  

カルトな人気 土着風 小腹が減ったとき

ラブ度:★★★

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妙光食堂のつゆやきそば。優しい舌触りが秀逸

 豚のラードで、肉や野菜と一緒に独特な太めの平打ち麺(めん)を炒(いた)めて、ぴり辛のウスターソースで仕上げるのが青森県黒石市の名物「黒石やきそば」。これを器に入れて、そばやうどんのつゆ、ラーメンスープをかけて食べるのが今話題の「つゆやきそば」だ。

 香ばしい出汁の匂いにソースの風味が重なって、まさに味のハーモニーが口中に広がる。最初は経験したことのない不思議な食感に軽くショックを覚えるが、食べ終えてしばらくすると、心の中で「また食べたい」という声が響いてくる、いわゆる「後を引く」食べ物なのだ。

 始まりは半世紀以上も昔、市内の中学校の前にあった食堂のおばちゃんが、毎日夕方になると立ち寄る生徒たちに「少しでもお腹の足しになれば」と、やきそばにそばのつゆをかけて出したのが由来とも、味に満足いかないやんちゃな学生がラーメンの残ったスープに入れて食べたのが起源ともいわれる“この街ならでは”の味だ。

tuyu_yakisoba_02.jpg 土地の人には「おなじみの食べ物」だったが、旅行者や通りすがりの人たちには「縁のない物」だった。それが2年前、地元の観光施設で開かれた「黒石焼きそばサミット」をきっかけに脚光を浴びるようになった。現在、市内の食堂でメニューにやきそばを載せているのが59軒。その3分の1に当たる18軒がつゆやきそばも出している。まさに「やきそばの街」だ。

 味のハーモニーと書いたが、それぞれの店のつゆやきそばの味はバラエティーに富んでいる。人気店の一つ、市内元町の妙光食堂(中村弘美さん経営)はラーメンのスープが基本だ。鳥ガラやニボシ、野菜などのエキスをたっぷり含んだスープにほんのり甘めのウスターソースがなじんでいる。

 また、地元の常連客が多い市役所地下のアラスカ食堂(磯沼トワ子さん経営)は、そばつゆ仕立てのあっさりした味が魅力だ。観光客の多い中町商店街の「道の駅・こみせ」(斎藤一文社長)はうどんのつゆをベースに、ちょっぴり辛めの味で個性を出している。市内の食堂をめぐって、新しい味に出会う旅を楽しんでみてはいかが?


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商品■つゆやきそば
店名■妙光食堂 
 黒石市元町66、電話:0172-53-2972) 値段:600円 定休:月曜
店名■アラスカ食堂
 黒石市市ノ町11-1 値段:450円 定休毎週土日、祝日
店名■道の駅・こみせ
 黒石市中町5 電話:0172-59-2080 値段:400円

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クロヤギ@東奥
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