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おふくろの味「イカの鉄砲焼き」

2008/01/21

北海道

たった今、焼き上がったところ。湯気出てます

ラブ度: ★★★

 

 

 函館出身の母親がよく作ってくれた「イカの鉄砲焼き」。まるまると膨れ上がり、味噌の風味豊かなこの素朴なイカ料理が、郷土の味として広い北海道に定着しているものなのかどうか、道北育ちのわたしにそれはわからない。かつて函館に住んでいた姉は「意外と知られていないみたい。わたしが知人に教えてあげたこともあるくらい」と言う。転勤族だった姉の周囲に地元の友人が少なかったせいかもしれない。いずれにしても家庭料理の一つである。

 故郷を離れて40数年。鉄砲焼きを時々、無性に食べたくなる。先日、鮮魚店で黒々としてイキの良さそうなスルメイカと“遭遇”し、迷わずゲット。わが家の味を継承した女房の指南をあおぎつつ、鉄砲焼き作りにトライした。

 調理法はいたってシンプル。鮮度のいいイカさえあればいい。他にそろえる材料はネギ、ショウガと味噌だけだ。イカ1杯あたりでいうと、5センチ位のネギをみじん切り、親指大のショウガはすり下ろしても細かく刻んでもよし。さらに小さじ1杯半程度の味噌を用意する。

 イカの処理は、まず足と臓物を取り出す。その際、墨をまき散らさないように注意する。足はお湯でさっと煮て1センチほどに刻む。でも、この湯通しはどうやらわが家流のようで、ルーツの母親流は生のままらしい。

b1.jpg この足とネギ、ショウガ、味噌をボウルに入れてよくかきまぜる。それらの具を空洞になったイカの腹に詰め、端を爪楊枝で閉じる。臓物の苦味が好きな方はそれを加えてもいい。

 両面をじっくりとこげ目が付くくらいに焼く。イカはプシュウとかポンと悲鳴を上げながら膨満し、味噌のかぐわしい香りが漂い出す。できあがりだ。

 皿に取り出し、包丁かナイフで適当な大きさに切ってほおばる。口いっぱいに広がる素朴な故郷の味。ウーン、ワインも旨い。

【追記】北海道のわが家のルーツから以下のような情報提供がありました。イカはあまり肉厚でない方が火の通りがいい。もし厚めだったら、やはり足は湯通ししてから詰めるのがベターか。

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四季の味 |2008/01/21|10:00| コメント (0) | コメントを書く


お店情報

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品  名■家庭料理「イカの鉄砲焼き」ひょっとすると全く異なる名前で普及しているかもしれない
ポイント■イカの鮮度が最優先。刺身にできるほど生きがよく、あまり厚みのない方が火の通りもよくてベター。具材(ネギ、ショウガ、味噌)は味噌の種類などこだわりなし。好みの物を選択して独自の家庭の味を演出するのも楽しそう。
材料費■1人前イカ1杯分を除けば具材費はほんの微々たる金額。強いて言えばショウガが最も高価か。


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