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【編集長の独り言】=「悲しみを乗り越えて」

国内 2017/11/01

九州学生リーグで4連覇を果たした、グリーンのジャージーの西南学院大=撮影:浦瀧恵美子
九州学生リーグで4連覇を果たした、グリーンのジャージーの西南学院大=撮影:浦瀧恵美子

九州学生リーグで4連覇を果たした、グリーンのジャージーの西南学院大=撮影:浦瀧恵美子

 苦手な夏を何とかやり過ごしたと思ったら、もう11月である。シーズンは終盤を迎え、各地区の学生リーグでは優勝校が決まり始めている。


 九州は西南学院大が4連覇を達成した。今年1月に、桑原直樹前監督が57歳の若さで急死。悲しみを乗り越えてのリーグ制覇だった。
 桑原さんの遺志を継いだOBや学校関係者、そしてもちろん現役の学生たちの熱意がその原動力になった。


 東海は名大が優勝し、全日本大学選手権に初出場する。名大では2年前の12月、練習中に体調不良を訴えた部員が、9日後に急性硬膜下血腫で亡くなる事故があった。
 名大は「事故調査委員会」を設置。詳細な報告書を公表し、練習方法や健康管理に細心の注意を払い、事故の再発防止に努めてきた。 


 関学大の小野宏チームディレクターは、名大の優勝を喜ぶ一人である。
 「私も事故への対応に協力したので部長、監督、選手、スタッフが、そのとてつもない悲しみの中から再生して成果を出したことに、感慨深いものがある」と語っている。


 今年の全日本大学選手権決勝(甲子園ボウル)は、12月17日に阪神甲子園球場で開催される。
 関東、関西以外の地方リーグに、甲子園ボウルへの道が開けたのは2009年シーズンから。
 まだまだ東西の強豪校との力の差はあるが、学生のモチベーションはそれまでとは比べものにならないほど上がったと関係者は口をそろえる。


 11月4日は仙台市陸上競技場で、東北大(東北代表)と北大(北海道代表)が東日本代表校決定準決勝で対戦。5日には金沢市営球技場で、金沢大(北陸代表)と島根大(中四国代表)が西日本代表校決定1回戦で顔を合わせる。


 「地方代表校の意地とプライドをかけた試合」「全ての思いを力に」―。
 北陸学生連盟のホームページには、こう書かれている。(編集長・宍戸博昭)


(注)今週の「編集後記」は、金曜日が祝日のため休載します


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