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【編集後記】Vol.203

国内 2017/09/29

関学大との試合で、パスを試みる京大QB田中(19番)=9月22日・西京極陸上競技場
関学大との試合で、パスを試みる京大QB田中(19番)=9月22日・西京極陸上競技場

関学大との試合で、パスを試みる京大QB田中(19番)=9月22日・西京極陸上競技場

 自宅前の坂の途中に咲くキンモクセイの香りに、秋を感じる。


 「謙虚」「気高さ」などの花言葉を持つキンモクセイは、開花してから散るまで1週間から10日と、楽しめる時期は短い。だから印象に残るのは、春の桜と同じかもしれない。


 国内のアメリカンフットボールのシーズンは、9月から翌年の1月までとこちらも短い。競技の性質上連戦がきかないので、試合数は当然少ない。
 関東と関西の1部学生リーグは7試合。加盟チームが少ない地方リーグだと、それより数は減る。各大学は1勝、1敗の重みをかみしめながら2週間に一度の試合に備える。


 関西学生リーグは、第3節を終えて3戦全勝は関学大と立命大だけ。今季好調で注目された京大は、かつてのライバル関学大との試合に敗れ2勝1敗となった。


 伝統の「関京戦」はマスコミ、特に関西圏の新聞やテレビが両校の情報を熱心に報じていた。
 「京大が強いとフットボール界は盛り上がる」。過去の歴史を振り返っても、そうした傾向は確かにある。


 京大から見た10―31のスコアは、やはり完敗だろう。人材がそろった今季の「ギャングスターズ」に期待し、「もしかすると」という思いで試合会場に足を運んだファンは多いはずだ。
 しかし、日本選手権(ライスボウル)で何度も打ちのめされ、目標を学生王座から一段上の「打倒Xリーグ」に設定している関学大は、最後まで隙を見せなかった。


 京大の西村大介監督は試合後、談話を求める報道陣の前に姿を現さなかった。気持ちは分かるが、こういう試合だからこそ指揮官が矢面に立って敗因を語ってほしかった。


 シーズンはこれから佳境を迎える。もう一度チームを立て直す時間は、まだある。キンモクセイは、一年に2度咲くこともあるという。(編集長・宍戸博昭)


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