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コラム

アラバマ連覇か、クレムソンが雪辱か 9日に全米大学選手権決勝

2017/01/05 【丹生恭治】

ワシントン大RBガスキンの前進を阻止するアラバマ大DBアバレット(28)とLBエバンス(AP=共同)
ワシントン大RBガスキンの前進を阻止するアラバマ大DBアバレット(28)とLBエバンス(AP=共同)

ワシントン大RBガスキンの前進を阻止するアラバマ大DBアバレット(28)とLBエバンス(AP=共同)

 2016~17年の全米大学選手権決勝は1月9日、フロリダ州タンパのレイモンド・ジェームズ・スタジアムで南東リーグ(SEC)の雄、選手権ランキング1位のアラバマ大と、大西洋岸リーグ(ACC)のリーダー、同2位のクレムソン大との間で争われる。アラバマ大が勝てば、3年目を迎えたこの4校トーナメントで2連勝。クレムソン大は初優勝となる。


 2014年度は準決勝で、アラバマ大を42―35で倒したビッグ10のオハイオ州立大と、ACCのフロリダ州立大に59―20で勝った太平洋12大学のオレゴン大とが顔を合わせ、オハイオ州立大が42―20で初の栄冠に輝いた。


 昨年の第2回大会はアラバマ大がビッグ10のミシガン州立大を38―0と完封し、ビッグ12のオクラホマ大を37―17で下したクレムソン大との決勝戦。その結果、アラバマ大が45―40で勝ち王座に就いた。クレムソン大とすれば前年の雪辱を果たせるかどうかである。


 今季は2016年12月31日に準決勝戦2試合が行われた。まずはランク1位のアラバマ大がジョージア州アトランタでのピーチボウルで同4位の太平洋12大学のワシントン大と対戦し、24―7で快勝した。
 続いてアリゾナ州グレンデールでのナイトゲームのフィエスタボウルで、ランク2位のクレムソン大が31―0と同3位のオハイオ州立大を完封して決勝へ駒を進めた。決勝は昨年と同じ顔合わせで、選手権ランキングの1、2位対決となった。


 今季のアラバマ大は全米大学体育協会(NCAA)フットボール部門ボウル・サブディビジョン(FBS=旧1部A)の128校中ただ一校土つかず。現在は13戦全勝である。
 一方のクレムソン大は11月初めまで全勝街道をまっしぐらに突き進んできたが、11月12日に本拠地に迎えたピッツバーグ大に42―43と1点差の苦杯を喫し、現在12勝1敗である。


 ちなみに今季は1月1日と日曜日が重なったため、ボウルゲームは1日には一切組まれず、主なゲームの多くは1月2日、一部が12月30、31日に回った。
 元日恒例として日本でもよく知られてきた4大ボウルは、3試合が1月2日で、オレンジだけが30日に行われた。


 オレンジはランク11位のフロリダ州立大(ACC)が33―32でランク6位のミシガン大(ビッグ10)を下した。
 得点を見ると、取ったり取られたりの接戦に思えるが、内容は第1Qにフロリダ州立大が17―3とリード。この14点差をミシガン大が必死に追う展開。終盤、一度は逆転したものの、残り42秒で再度リードを奪われて敗れた。ミシガン大側にすれば、何ともやるせないスコアなのである。


 残りの三つの中で最も注目されたのがコットンだろう。ここまで13戦全勝、ランク15位にいた中部アメリカン連盟(MAC)のウエスタンミシガン大が、ランク8位のウィスコンシン大(ビッグ10)に全勝をかけて挑んだからである。
 しかし結果は「順当」だった。第1Qに2TDを奪われ、第2QにTDを返したもののウィスコンシン大の守備を崩せず、16―24で押し切られた。


 ウィスコンシン大はLBのT・Jエドウィンが12タックルを記録し、第4QにはとどめのTDにつながるインターセプトをマークするなど、守備のかなめとして大活躍した。


 ローズは乱戦だった。先行する南加大(太平洋12大学)を、ビッグ10優勝のペンシルべニア州立大が激しく追い、第3Qには49―35と優位に立った。
 しかし南加大は第4Q、RBロナルド・ジョーンズのTDで差を詰め、QBサム・ダーノルドからWRデオンリー・バーネットへのTDパスで追いついた。


 延長も考えられたが、南加大はここでパスをインターセプト。残り27秒でマシュー・ボーミースターが46ヤードの決勝FGを決め、52―49でけりをつけた。
 シュガーはSECのランク14位オーバーン大が先行したが、ビッグ12のランク7位オクラホマ大が徐々に調子を上げ、後半は3連続TDを奪って35―19で勝った。


 今季は勝率5割はもとより、負け越しでも条件さえ合えば出場できたチームが目立ったが、そんな中で6勝5敗の独立校、陸軍士官学校などは全国区で高名というところから「ダラスの心」ボウルに出場した。
 USA連盟のノーステキサス大と対戦し、延長戦の末38―31で白星を挙げた。前回述べたが、海軍はルイジアナ工科大とアームドフォーセスに出場。敗れはしたが大接戦を演じているし、空軍士官学校はアリゾナボウルでサンベルト連盟のサウスアラバマ大と戦い45―21で勝つなど3軍がそろって出場したのは少し珍しい。


 このほかミリタリーボウルにACCのウェークフォレスト大が6勝6敗で出場、ランク24位のアメリカン体育連盟(AAC)のテンプル大を34―26で倒した。
 ニューヨークのピンストライプボウルでは勝率5割のビッグ10のノースウエスタン大が、ランク23位のピッツバーグ大に31―24で競り勝つなど、これまでなんとなく弱小チームとして扱ってきたチームの、思いがけない健闘ぶりも目についた。


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