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コラム

いよいよプレーオフに突入 NFL2016~17年シーズン

2017/01/05 【生沢浩】

好調パッカーズの強力オフェンスを指揮するQBロジャーズ(AP=共同)
好調パッカーズの強力オフェンスを指揮するQBロジャーズ(AP=共同)

好調パッカーズの強力オフェンスを指揮するQBロジャーズ(AP=共同)

 NFLは今週末からいよいよプレーオフに突入する。各カンファレンスから6チームずつが出場し、現地時間2月5日(日本時間6日)にヒューストンで行われる第51回スーパーボウルへの出場権をかけて戦う。


 プレーオフの仕組みを簡単におさらいしておくと、各カンファレンス出場6チームのうち地区優勝の4チームに勝率の高い順から第1~4シードが割り当てられる。この4チームを除いた中から勝率の高い2チームがワイルドカードチームとして第5、6シードとなる。


 今年はAFCが①ペイトリオッツ(14勝2敗)②チーフス(12勝4敗)③スティーラーズ(11勝5敗)④テキサンズ(9勝7敗)⑤レイダーズ(12勝4敗)⑥ドルフィンズ(10勝6敗)。NFCは①カウボーイズ(13勝3敗)②ファルコンズ(11勝5敗)③シーホークス(10勝5敗1分)④パッカーズ(10勝6敗)⑤ジャイアンツ(11勝5敗)⑥ライオンズ(9勝7敗)となっている。


 地区優勝チームは自動的にトップ4シードとなるため、シード順位の低いワイルドカードチームの方が勝率の高い「逆転現象」が起きる。これが波乱の原因にもなり、興味深いところだ。


 第1、2シードは1回戦が免除で1週間の休み(バイウイーク)をもらえる特典がある。選手に休養を与え、故障者に治療時間を与える重要な期間である。
 また、第1シードチームは勝ち続ける限りホームで試合を開催できる「ホームフィールドアドバンテージ」を持つ。気候やファンを味方につけて戦えるので有利だ。


 今週末に行われるのは1回戦にあたるワイルドカードプレーオフで、第6シード@第3シード、第5シード@第4シードの組み合わせになる。
 すなわち、AFCはドルフィンズ@スティーラーズ、レイダーズ@テキサンズ、NFCはライオンズ@シーホークス、ジャイアンツ@パッカーズとなる。


 プレーオフは必ずしも勝率の高いチームが勝ち進むとは限らない。チームの持つ実力はもちろんだが、この時期の調子、プレーオフでの経験値、対戦チームとの相性などが大きく影響するからだ。もちろん、1月特有の天候も勝敗を左右する要素となり得る。


 こうした観点からワイルドカードプレーオフを予想してみよう。単純に勝敗数で見ればスティーラーズ、レイダーズ、シーホークス、ジャイアンツが勝ち進むことになるが、おそらくこうはならないだろう。
 現在のチームの勢いでは7連勝中のスティーラーズ、6連勝中のパッカーズが有利だ。特にパッカーズはシーズン序盤の不振から脱して、QBアーロン・ロジャーズを中心に強力なオフェンスが復活した。


 逆に3連敗でシーズンを終えたライオンズ、終盤に先発QB交代でドタバタしたテキサンズはいい状況とは言えない。
 そして、今季大躍進したチームとして話題を呼んだレイダーズはエースQBデレク・カーとバックアップのマット・マクグロインが相次いで故障。新人のコナー・クックを起用しなければならない状況だ。ちなみに、プレーオフでキャリア初先発を迎えるQBはクックがNFL史上初めてだ。


 エースQBが起用できないのはドルフィンズも同様だ。ライアン・タネヒルは膝の捻挫からの回復が遅れ、バックアップのマット・ムーアがスターターを務める。
 プレーオフというのはベテラン選手でも異様な緊張感に包まれるものだ。プレーオフ経験の少ないチームはプレーオフの独特の雰囲気にのまれて、本来の力を出せないままに敗退する例が少なくない。その意味ではレイダーズ(14年ぶり)、ドルフィンズ(8年ぶり)、ジャイアンツ(5年ぶり)は試合の序盤でペースをつかむことが重要だ。


 逆に常連組のスティーラーズやシーホークス、パッカーズはプレーオフに必要な戦い方や準備を熟知している。
 もっとも、スティーラーズのエースRBレベオン・ベルは過去2年のポストシーズンは負傷欠場しており、これが初出場だ。普段通りの実力を発揮できるか心配される。


 気になる気候だが、寒冷地で有名なグリーンベイは氷点下10度をさらに下回る予想で、地元のパッカーズには有利だ。
 スティーラーズの本拠地ピッツバーグも-7℃前後との予報で、温暖な気候に慣れたドルフィンズにはもう一つの敵となる。


 以上を加味して予想すると、ドルフィンズ@スティーラーズはチームの現状、気候を考慮してスティーラーズ、レイダーズ@テキサンズはリーグ1位のディフェンス力でテキサンズ、ライオンズ@シーホークスはプレーオフ経験値とホーム開催のアドバンテージでシーホークス、ジャイアンツとパッカーズはチームの勢いと気候の影響でパッカーズが勝ち進むと予想する。


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