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第89回 天皇杯全日本サッカー選手権大会

  • チーム紹介(都道府県・大学代表)

北海道

 天皇杯道予選を兼ねた平成21年度第27回知事杯全道サッカー選手権大会決勝で、2連覇を狙う道都大に4-1と逆転勝ちし、3年ぶり4度目の出場を決めた。
 1985年に北海道電力サッカー部として創部し、2003年にクラブ化。北海道最強の社会人チームとして、北海道リーグは2003年から2008年まで6連覇で、通算14度の優勝を誇る。北海道江別市をホームタウンとし、子ども向けのサッカー教室や、植樹活動など地域貢献にも積極的に取り組む。
 日本フットボールリーグ(JFL)入りを目指すチームは今季、Jリーグのコンサドーレ札幌でも活躍した木島敦新監督が就任。「ワンランク上で戦うためのノウハウを導入したい」と話す木島監督がチームに求めるのは、「プレーの判断スピードを上げること」。練習から積極的に声をかけ、「速さ」を浸透させてきた。
 知事杯では、準決勝、決勝と運動量豊富な大学生チームと対戦。運動量勝負では、分が悪いと見た木島監督は、FWを置かない「ゼロトップ」システムを採用。中盤の人数を増やし、守備を固めて速攻という戦い方が見事にはまった。攻撃をけん引したのは、若手の吉沢(22歳)と山田(24歳)。スピードに乗ったドリブルで、サイドから何度もチャンスをつくった。
 三瓶、倉谷のセンターバックコンビは身体能力が高く、堅固なブロックを築く。攻守のつなぎ役として、指揮官が期待を寄せるのは、精度の高いパスとキープ力が持ち味のMF三浦。今季加入の新戦力は、高知大で4年連続天皇杯出場を経験しており、チームに安定感をもたらす。
 天皇杯は、過去3度出場し、いずれも初戦敗退。「初戦は難しい戦いになると思うが、策を考えたい」と木島監督。多彩な戦術を操る指揮官と、個性豊かな選手たちが悲願の初勝利を目指す。

(北海道新聞)