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第89回 天皇杯全日本サッカー選手権大会

  • チーム紹介(都道府県・大学代表)

長野県

 第14回長野県サッカー選手権決勝でライバルのAC長野パルセイロに延長戦の末に競り勝ち、2年連続4度目の出場を決めた。前回大会は初めて進んだ3回戦でJリーグ2部(J2)湘南を破り、日本フットボールリーグ(JFL)参入チームもない県勢にとって大きな一歩を残した。
 クラブ発足は1965年。当初は国体県チームを中心としたアマチュアチームだったが、将来のJリーグ入りを目標に2005年から本格的な強化に着手した。Jリーグ経験者や有望な若手が数多く加入。天皇杯はこの5年で今回を含めて3度の出場権を獲得した。現在はJ2の一つ下のカテゴリーのJFL昇格に手が届きそうなところまで成長している。
 今季はセンターバックやボランチなどチームの背骨部分にあたる選手も、その時の状態や対戦相手の特徴に応じて起用。チームの底力を高めてきた。
 攻撃の柱はFW柿本。味方を生かす能力が高く、苦しい時は自らの得点で何度となくチームを救ってきた。中盤でMF北村やMF大西がゲームメーク。スピードを誇るMF今井のサイド攻撃は大きな武器だ。さらに、今季途中から加入したDF鉄戸は、豊富な運動量と闘志あふれるプレーでチームの士気を高める役を買っている。
 1回戦の相手は昇格を目指すJFLに所属するFC刈谷(愛知)。力試しにはもってこいの相手だ。これに勝てば2回戦では07年にアジアチャンピオンズリーグを制したJリーグ1部(J1)浦和との対戦が待っている。しかも、2戦ともホームスタジアムの松本平広域公園総合球技場(アルウィン)が会場だ。吉沢監督は「チャレンジャーとして、ぜひともアルウィンで2試合を戦いたい」と強い意気込みを示している。

(信濃毎日新聞)