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第89回 天皇杯全日本サッカー選手権大会

  • チーム紹介(都道府県・大学代表)

岐阜県

 平成21年度・第14回岐阜県サッカー選手権大会(兼天皇杯岐阜県代表決定戦)で、成長著しい岐阜経済大学に逆転負け寸前まで追い込まれたが、選手の闘志とベンチの好采配でロスタイムに追いつき、気温37度下の消耗戦を4-3(延長1-0)で制して代表の座をもぎ取った。チーム名から分かる通り、J2で2シーズン目を戦う「FC岐阜」の下部チーム。プロのサテライトではなく、全選手が職業を持つアマチュア軍団だ。県1部リーグ所属だが、将来のJFL挑戦も視野に入れる。また、2012年に地元開催が決まっている“ぎふ清流国体”での上位入賞を嘱望されるチームでもある。
 サンフレッチェ広島などで活躍し、選手・コーチとしてFC岐阜をJに上げた功労者・伊藤哲也監督を、東海リーグ2部まで指揮を執った勝野正之コーチ、同じく草創期からの指導者・鈴木GKコーチ、松下主務(元レギュラー選手)ら熱心な指導陣が支える。現在のチームは、JFLでも活躍した183センチの長身FW松江を1トップに、FW酒井、MF小林の速いサイド突破からの攻撃を得意とする。ディフェンスも、GK今津、DF森・松井・横山らが安定したラインを形成する。中盤もタレント揃いだ。代表決定戦で、延長決勝ゴールを目の覚めるようなミドルで決めたMF中村は22歳と若い。167センチの小柄ながらジュビロ磐田~愛媛FCと10代でJを経験、スピード・センスともに抜群だ。ボランチ片山との連携で攻守に献身的に参加、ゲームを組み立てる。
 「決定戦は、危うく見えたと思うが追い詰められた意識はなかった。本大会1回戦では、新潟県代表のJapanサッカーカレッジを破って、サンフレッチェ広島に挑戦したい」と語る伊藤監督。選手の信頼も厚く古巣への恩返しを期すナイスガイ率いるチームは、2回戦から登場するFC岐阜と共にビッグイーターを予感させる注目株だ。
 

(岐阜新聞)