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中国はお家芸の卓球で女子シングルスのメダルを独占。女子団体で金をとった張怡寧、王楠、郭躍の3人に金、銀、銅が輝いた。
ただ準決勝で、世界ランキング2位の気鋭の郭躍が同5位の王楠に負ける番狂わせがあった。王楠は2000年シドニー大会シングルス金メダリストだが、いま実力は郭に劣り、北京五輪で引退も決まっている。
引退する先輩へのはなむけにわざと負けた?いや卓球専門記者によると「3位決定戦を考慮した可能性がある」という。
なーるほど、それなら合点がいく。郭躍が実力通り勝ち、張怡寧との決勝戦に進めば、王楠は3位決定戦でシンガポールの李佳薇とあたるが、実力は接近し、王楠が負ける可能性もあった。
世界チャンピオンも持つ郭躍なら李佳薇に負けることはない。中国は3メダル独占が国家の至上命題で、それを確実にするために「郭躍、あなたはまだ4年後もあるから、銅でがまんしてくれ」とか何とかいわれたのじゃないか。
張怡寧と王楠の決勝戦は、どっちが勝っても中国。メダリスト会見でも王楠は「ともに中国で勝ち負けは重要ではない」とまで言い切り、にこにこしていた。
李佳薇は「王楠との3位決定戦になれば銅が狙えるかも」と期待していただろう。しかし郭躍に破れ、4年前と同様に4位に終わった。
ミックスゾーンに現れた李佳薇はタオルを目にあて、泣き腫らした顔で「私はシンガポールに感謝する」と繰り返していた。李佳薇は祖国中国からシンガポールへ移住した北京っ子。郭躍でも王楠でもなく、中国という冷徹な国家に負けたと自覚しているからこそ、こんな言葉がでてきたんじゃないだろうか。
【写真】卓球女子シングルスで金メダルを獲得し会見する張怡寧(共同)
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