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中国が国際的なイメージ向上のために掲げた「禁煙五輪」。競技会場とその周辺は禁煙で、喫煙所も一切設けられていない。市内の多くの公共施設も禁煙とされ、10万人の禁煙監視員が配置されているという。
この徹底した禁煙方針におそれをなして、私は北京入りする2カ月も前から禁煙を始めていた。たばこなしでは仕事が手に付かなかったため、吸わなくても仕事ができる体にしておこうと考えたからだ。
ところが、吸えるのだ。一般の観客とは別に設けられているメディア関係者の出入り口。ここにはしっかりと灰皿が設けられ、取材を終えた各国の記者たちがおいしそうにたばこを吸っている。灰皿はあっという間にいっぱいになり、ボランティアらが吸い殻をせっせと片付ける。
一般市民にはたばこを吸わせず、メディアはすぱすぱ。これって特別扱いなんじゃないの?何よりも、私の禁煙は何だったのか。釈然としないまま五輪が終わろうとしている。
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