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携帯電話の持ち主捜し 画像も点検
08/19 [共同通信・塚越敏彦]

 「五輪会場に日本人の物らしい携帯電話が落ちていたんだけど、持ち主を捜すのを手伝ってくれないか」と、知り合いの中国人から連絡があった。

 話を聞くと、こういう経緯だった。朝陽公園にあるビーチバレー会場で、試合終了後、観客席に携帯電話が落ちているのを、ボランティアの学生が見つけた。警備詰め所の警官たちが、ショートメールや電話番号リストを調べたら、日本語や日本人らしい名前が多い。ところが警官たちは日本語が話せない。そこで番号リストに載っていた中国人に電話をかけ、その中国人から私に応援の要請があったというわけだ。

 行ってみると、会場の横にプレハブ小屋が建っていて、そこが殺風景な警備詰め所だった。警官たちが見守る中、さっそく番号リストにあった日本人数人に電話し、心当たりがあったら連絡してくれるように頼んで戻ってきた。さいわい翌日、本人から「私のです」と連絡があり、本人と再び警備詰め所へ。

 落とした当日の入場券とパスポートを持参したので、すぐに返してくれると思ったら、本人確認は意外に厳密。携帯購入時の「領収証」を見せろと言うが、日本で買った携帯なので、領収証など持ち歩いているはずがない。本人が持っていた別の携帯に、落とした携帯と同じ番号リストをコピーして入れていたので、それを見せて、ようやく落とし物は本人の手に戻ってきた。

 どこの競技会場でも、多数の警官が警備に当たっている。その仕事ぶりの一端を見る機会にはなったが、一台の携帯の落とし主を捜すのにいろいろ手を尽くす当たり、なかなか熱心で真面目な仕事ぶりとみた。

 気になったのは、携帯内部に保存してある画像まで、じっくり点検していたことだ。携帯などいつ落とすか分からない。落としてはまずい画像などはストックしておかない方がいい。

【写真】銃を持って警備に当たる武警(共同)


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