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北京五輪は後半になって、ようやく青空ののぞく日が増えてきた。
開幕後しばらくは、もやのかかったような曇天が続き、聖火もぼんやり霞んでいたが、ここ数日はオレンジ色の炎もくっきり見え、気持ちがいい。北京の西に広がる山並みまで見渡せる日もある。
14日に降った激しい雨で大気が浄化された上、汚染物質の拡散に有利な高気圧が張り出してきたためという。中国紙も誇らしげに「朗々と紺碧の空に映える競技場」「青空白雲の下、北京ことのほか美くし」といった大見出しを掲げている。
開幕前、大気汚染に海外メディアの批判が集中していただけに、中国当局者もほっとしていることだろう。
中国が天候や大気汚染をいかに気にしていたかを示す例証のひとつは、五輪に合わせ「オリンピック・ウエザー・ニューズ」を発行していることだ。タブロイド版の日刊紙で16ページ建て。各競技場の天気、予想気温、湿度、風力はもちろん、主要道路や高速道路の天気、路面温度なども載せている。洗濯、買い物、化粧、洗車、釣り、デート、スポーツなどに適するかどうかの指数もある。
環境重視をスローガンのひとつに掲げている北京五輪。「五輪が終わったからといって、北京が後戻りすることはない」と組織委幹部は強調し、具体例として、いったん改善した大気汚染を、五輪が終わったからといって、以前のひどい状況に戻すことはありえない―と言っていた。
是非、そうであって欲しいと思う。日本には、偏西風に乗って中国から汚染物質が流れてくるのだから。
【写真】青空に映える聖火(共同)
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