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案の定というのか、予想通りというのか。やはり出没していました、さまざまな商売人たちが。
鳥の巣、水立方(国家水泳場)、国家体育館の主要競技施設を囲んだ金網の外側。炎天下、内外の観光客や試合の見物人たちが、ぞろぞろ行き交う人込みにまぎれて、しっかりもぐりの商売に精を出していました。
まずは各種競技のチケット売り。プロのダフ屋か、それとも余ったチケットを売っているだけなのかは定かではないが、かなりの人数。
「今晩の陸上だよ。1枚2000元(約3万円)」。定価を見ると800元(約12000円)だから2・5倍。これなどまだ良心的。「劉翔の出る決勝のチケットだよ。1枚3000元(約4万5000円)は安いよ」というチケットの定価は100元だった。
中国国旗や北京五輪のマークが入った小旗を売るおばさんたち。ペットボトル入りの飲料水を売っている人もいるれば、「Beijing2008」などと印刷されたTシャツを売っている人もいる。
五輪切手の初日カバーも売っていた。値段はいずれも市価の数倍だ。取り締まりの警官もパトロールしているが、商売人たちは警官の姿が見えると、さっと移動したり、商品をバッグにしまい込んで知らん顔。警官たちもトラブルでも起きない限り、目くじら立てて取り締まるという感じはない。
急に夕立がくれば、地下鉄の出入り口にさっと傘売りが現れ、タクシーが少ない場所には「黒車」と呼ばれる白タクが集まるのが今の中国社会。少しでも収入を増やそうと必至の庶民のたくましさが、鳥の巣周辺にもみなぎっていた。
【写真】小旗や鉢巻きを売るおじさん(共同)
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