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取材に訪れた記者にとって、最大の生命線は会社に原稿を送る通信手段。北京五輪のメーンプレスセンターではインターネット回線を使ってメール送信する記者が多いようだ。
問題はインターネット回線に接続する手段。国際携帯電話でつなげないこともないが、記事送信の混み合う時間帯は非常に処理が遅くなり、仕事にならない。
多くの記者はラン回線を使っている。ただ、このラン回線を使うには専用のICカードを購入しなければならない。価格は三千五百元、日本円で六万円以上もするため、会社の経費とはいえ、ちょっと勇気のいる買い物だ。
プレスセンターで記事を書いているとバングラデシュ人記者に声を掛けられた。言葉はまったく通じなかったが、ジェスチャーから察するに「通信に時間がかかるので、ラン回線のパソコンを使わせてほしい」ということらしい。
困った時はお互い様、ということで快く承諾すると、ものの数分で送れた。こういう形の国際交流もあっていい。
「お礼のプレゼント」と言って手渡されたバングラデシュのバッジと、パソコンのバングラデシュへの送信履歴を記念に残しておきたい。
【写真】北京五輪のメーンプレスセンターで、モニターを調整するボランティア(共同)
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